自然の素材に触れて
モノも大事に育てていく暮らし

長く使われてきた手仕事の道具や自然素材のインテリアを取り入れた家づくり。
保育士と親の視点から、子育てや暮らしの中で大切にしていることを聞いた。

宮城県N様邸(30代、4人家族)
延床面積29.8坪(98.4㎡)
3LDK

長く使ってきたものを生活に取り入れた家づくり

ご主人様 子どもと一緒に散歩をしていたときに、住宅展示場に足を運んでみたのが家づくりのきっかけでした。友人から一条工務店の良いところを聞いていたこともあり「よし、ここで家を建てよう」と思いましたね。

奥様 私は小さい頃から母や祖母がものを大事に手入れをして長く使っている姿を見て、憧れを持っていました。家づくりのときにも、好きなアンティークやハンドメイド品を飾れるような住宅を考えていたんです。
でも住宅展示場でいろいろなハウスメーカーを見ていく中で、丈夫で長持ちする家の重要性が分かったので、それさえ建てるときに叶えてもらえれば、内装は後から自分たちで自由につくっていけることを知りました。
 
手に触れる部分はできるだけ自然の素材で統一した内装にしようと、木でつくられた家具を多く配置して、祖母の代からの古道具などをインテリアとして使っています。

子どもの成長にあわせて形を変えられる庭

奥様 保育士として働いていたこともあり、子どもにいろいろな体験をさせてあげたいと思い、あえて庭は土のままにしました。季節ごとに木の実や野菜が実るのでそれを採って食べたり、木の実を目当てにやってくる鳥や土の中の虫を見つけて楽しんでいます。
 
土づくりだといろいろと形を変えられるので、子どもが小さいときには凹凸のある地面にして遊びの中で体幹を鍛えるようにしたり、庭の中にステージをつくったりして、子どもの興味や成長にあわせて自由に庭づくりをしています。

階段下の秘密の小部屋

奥様 手仕事をするのが趣味で、私が趣味で使える部屋をつくりたいと考えていたのですが、間取りを決めていく中で1つの部屋を設けるのが難しく、諦めていました。そんなときに担当の方から「普通の家では収納として使う階段下の空間を部屋にすることもできますよ」とお聞きして。本当に小さな空間なんですが、趣味を詰め込んだ部屋をつくることができました。
 
部屋に入ると、気持ちが一気に浄化するような感じがして、リフレッシュできます。いまでは子どもたちもたまに入ってきて、お気に入りの場所になっています。

ご主人様 最近、妻の部屋の横のスペースに私の部屋もつくりました。趣味で集めている食玩のフィギュアを飾って、仕事から帰宅した後や休日にじっくり眺めて楽しんでいます。こういう場所があることで心が洗われるな、と感じています。

階段下の小部屋には趣味の手仕事の作品がずらり

楽しみを見つけるきっかけを散りばめた家に

奥様 家は子育てにとても重要な場所だと思っています。庭も部屋も子どもの成長にあわせて、その時々で形を変えながら変化していくものにしたいです。子どもたちが自分で「楽しい」を見つけられるきっかけを散りばめた家になると嬉しいですね。

ご主人様 いま子どもたちにはこの家でいっぱい遊んでもらって、いい思い出をたくさんつくってほしいです。ゆくゆくは家庭を持ったとしてもたまに戻ってきてくれる、そんな場所になるといいなと思っています。

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