アジアンなインテリア、
その一つひとつに思い出がある

仕事で赴任したマレーシア・クアラルンプール。
さまざまなカルチャーがミックスする現地の意匠を取り入れた家づくりとは?

千葉県M様邸(30代、5人家族)
延床面積38.3坪(126.7㎡)
5LDK 

マレーシアを感じる家

ご主人様 仕事の関係で、マレーシアのクアラルンプールに家族で2年間住んでいました。この先転勤がないだろうと考え、日本で生活の基盤をきちんとつくろうと考えたことが家を購入するきっかけです。
 
マレーシアは中華系とインド系と現地のローカルな人たちの3つの人種が暮らす国です。それらがうまく混ざり合った“ミックスカルチャー”から生まれるものは、日本人の私から見ると非常に面白く、きれいなものがたくさんありました。家づくりを考えるにあたって、マレーシアの雰囲気を感じるように、家具などを選んでいきました。

さまざまなカルチャーがミックスしたマレーシアを感じるリビング

奥様 マレーシアは一年中気温が一定で、気候が安定しています。そのため、家はとにかく広くて、天井が高いものが多かったんです。環境の違う日本でそれを再現したいと考えたときに、一条工務店の生活空間のコンセプトと一致し、購入の決め手になりました。
玄関は開放的に広くスペースをとり、一つの部屋のような空間にしました。現地の家で感じた心地よさを日本でも実現できるように考えた結果です。

ご主人様 2階をリビングにして、勾配天井を取り入れました。部屋を区切る扉をなくし、リビングの広い空間に家族が集まってくるような間取りにしています。家族が自然に集まってくるので、コミュニケーションがとりやすくなったと感じています。

奥様 リビングの隣にランドリールームをつくったり、キッチンの横にダイニングを横並びにしたりすることで、子どもの様子を見ながら家事ができるようにしました。家事の時間も子どもと話しながら、遊びながらできるようになって、一緒に過ごす時間が増えたな、と実感できる日々を過ごしています。

玄関は広い空間に

天井を高くするために勾配天井を採用

インテリアには思い出が詰まっている

奥様 マレーシアには日本にはないデザインのものがたくさんあって、そこに惹かれていろいろと買って帰ってきました。照明や小物、特有の柄が入ったカップやピューター(スズを主成分とする金属)でつくられた食器などを飾り、床にはペルシャ絨毯を敷いています。
ペルシャ絨毯は古い家で使うもの、というイメージがあったんですが、使ってみると意外と良くて、子どもたちは3人でよくゴロゴロしています。ムスリムの人たちがお祈りで使うものなので、マレーシアを感じられるアイテムの一つです。

ご主人様 ダイニングテーブルは私が子どもの頃に実家で使っていたもので、妻とヤスリがけをしてペンキを塗り直して、かれこれ30年くらい使っています。そのテーブルで今、自分の子どもたちがご飯を食べている、というのは歴史を感じますね。

奥様 子どもたちの絵本や旅した国のガイドブックなど、本もたくさん置いています。ところどころに思い出を散りばめて、ふとした瞬間に思い出すような、そんな空間をつくりたかったんです。

帰ってくる故郷ができた

ご主人様 家を建ててから、私の中で大きな変化を感じました。気に入った空間があると帰ってくるのが楽しみになりますし、そこで家族が元気に暮らしていると思うと、安心感を感じます。

奥様 長女がふと「私のふるさとってどこ?」と聞いてきたことがあって。いまはあなたの家はここだよ、あなたたちの故郷はここだよっていう話ができるようになったことが、親としては一番安心したところです。家を建てたことで、より家族を実感できているんじゃないかと思います。

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