一条の家で第二の人生を歩み出したシニア世代のオーナー様が、将来を考えてどのような家づくりをされたのか。生活してみての実感を含めてお話を伺いました。

奈良県にお住まいのO様は、以前は街中の住宅街にお住まいでしたが、自然が豊かな場所を探し、理想の土地に出会いました。眺望を満喫できるように大きな窓を設け、ウッドデッキも計画。水回りは年齢を重ねたときのことを考えた配置に。将来的にメンテナンスの手間やコストがかからないことに魅力を感じ、外壁にはハイドロテクトタイルを採用したそうです。冬の寒さが厳しい山間部ですが、全館床暖房で暖かく、愛犬たちが体調を崩すことも減ったのだとか。

三重県にお住まいのK様は、以前はご両親が建てられた家に同居し、リフォームを検討されていましたが、災害への強さを重視して建て替えをすることに。当初は平屋を考えていたそうですが、水害の多い地域ということで、二階建ての耐水害住宅を選択。水害への強さに加え、断熱性能や全館床暖房で暑さや寒さのストレスがなくなり、快適に暮らしているそうです。独立した娘さんも「こんな素敵な家になるんだったら出て行かなければ良かった」とよく帰ってくるのだとか。

長野県にお住まいのO様は、もともとは首都圏にお住まいでしたが、お子さまの独立をきっかけに地方へ移住することに。 ご夫妻共通の趣味が自転車ということで、「趣味の家」をテーマに家づくりをされたそうです。玄関アプローチに設けたスロープは自転車を出し入れしやすいことに加えて、いつか車椅子を使うことになった場合の備えにもなっています。床暖房の入っている暖かい屋内で自転車のメンテナンスができて、家の中でも趣味を満喫しているそうです。

今回の「セカンドライフ」特集では、シニア世代の暮らしを住まいづくりのこだわりとともにご紹介しています。将来を見据えた家づくりの参考にしてみてください。