建設業界は産業廃棄物が多く、環境に対する
負荷が大きい業界です。
そのため、廃棄物の
削減や資源の有効利用など、
環境配慮への取り組みが強く求められます。
一条工務店では廃棄物の
発生抑制(リデュース)を優先課題として、
梱包材等の再使用(リユース)、
発生する廃棄物の
再資源化(リサイクル)
などの推進に取り組んでいます。
またリサイクルにおいては、使用済み製品や
廃棄物を加工して新しい原料とする
マテリアルリサイクル化を促進し、
資源循環型社会の形成を目指しています。
2008年に環境大臣より認定を受けた広域認定制度※の運用により、建築現場で発生する廃棄物は、建築現場で分別し資材配送の戻り便等で回収拠点工場へ集積され、さらに細かく選別されます。その後、リサイクルメーカーへ運ばれて原料や燃料へ再利用されるため、リサイクル率は98%以上を達成しています。
※広域認定制度:製造業者が廃棄物の処理を高度な再生技術で適正に行う場合に、地方公共団体ごとの許可を不要とする制度のこと。
木くずはリサイクルメーカーで木材チップに加工された後、床暖房パネルの原料となるパーティクルボード※へ、梱包・養生などに使用されるポリエチレンの一部は基礎下に敷設する防湿シートへ、石膏ボードの端材は石膏ボードへとそれぞれリサイクルされ、再び建築現場の建材として使用するという、より高度な資源循環型のリサイクルを展開しています。
※パーティクルボード:木材のチップを加熱圧縮して成型した木質ボードの一種。
当社では今後も継続して3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進により廃棄物の削減及び高度なリサイクルフローの構築を図ることで、地球環境への負荷を低減するとともに、資源の有効活用に取り組んでまいります。