「自宅のインテリアにどの程度こだわっていますか?」と尋ねたところ、「とてもこだわっている」(4.4%)、「こだわっている」(26.4%)と回答した人を合わせると約3割の人が自宅のインテリアにこだわっていることが分かりました。(図1)
続いて、自宅のインテリアに「とてもこだわっている」「こだわっている」と回答した236名の方に、最もインテリアにこだわっているエリアを尋ねたところ、6割以上の人が「リビング」と回答しました。(図2)
また、こだわりのエリアで特にこだわっているポイントを尋ねたところ、「色やテイスト」(36.9%)という回答が最も多く、同率で「家具のレイアウト」(19.1%)と「家具の素材」(19.1%)が続きました。(図3)
「自宅のインテリアにどの程度満足していますか?」という問いに点数で答えてもらったところ、約4割の人が「70点以上」と回答しました。(図4)
「自身はインテリアのセンスがあると思いますか?」と尋ねたところ、「あまりないと思う」と回答した人が最も多く約半数、「全くないと思う」(11.5%)と回答した人と合わせると、自身のインテリアセンスに自信がない人が約6割いることが分かりました。
(図5)
「自宅のインテリアは、理想のテイストを実現できていますか?」と尋ねたところ、「実現できていない」と回答した人が4割以上となり、「(妥協した部分が多く)どちらかといえば実現できていない」(30.7%)と回答した人と合わせると、7割以上の人が理想のテイストを実現できていないことが分かりました。(図6)
「自宅のインテリアで悩んでいることや困っていることは何ですか?」と尋ねたところ、「生活感が出てしまう」という回答が最も多く5割にのぼり、「物が多い」(42.3%)、「色やテイストの統一感がない」(30.0%)という回答が続きました。(図7)
「インテリアを選ぶときに参考にするものはどれですか?」と尋ねたところ、「Instagram」が最も多く4割以上の人が回答。「雑誌」(34.2%)、「インテリアショップ」(29.8%)という回答が続きました。(図8)
「家具はどこで買いますか?」と尋ねたところ、「家具・インテリア専門ショップ」という回答が最も多く約7割、続いて「生活雑貨店」、「家具ブランドの実店舗」、「ホームセンター」と回答した人がそれぞれ約3割いました。インテリアを選ぶときにInstagramが参考にされていた一方で、購入は実店舗で行う人が多いことが分かりました。(図9)
「自宅のインテリアに近いテイストはどれですか?」という問いに、以下の選択肢から選んでもらったところ、全体では4割以上の人が「ナチュラル」と回答。年代別に見ても全年代で「ナチュラル」が1位となり、年代に関わらず支持されていることが分かりました。(図10)
※選択肢:ナチュラル/北欧風/シンプル/モダン/和モダン/ホテルライク/カフェ風/モノトーン/ジャパンディ/リゾート風/ヴィンテージ/アンティーク/和風/西海岸風/エレガント/韓国風/カントリー/インダストリアル/ミッドセンチュリー/アジアン/ブルックリン/トライバル/特にない/その他
「ご自宅のインテリアで重視することは何ですか?」と尋ねたところ、「居心地の良さ」という回答が最も多く7割となり、続いて「使いやすく機能的なこと」(67.9%)という回答が挙げられました。(図11)
「自宅に取り入れてみたい理想の床の色はどれですか?」と尋ねたところ、1位は「ライトブラウン」(19.8%)、2位「アイボリー」(13.8%)、3位「ベージュ」(13.1%)と、ナチュラルテイストが人気の色味の上位に並びました。(図12)
続いて、取り入れてみたい理想の床の色を選んだ理由を尋ねたところ、「落ち着く」を選んだ人が最も多く、4割以上の人が自身が落ち着く色を選択したことが分かりました。(図13)
さらに、「自宅に取り入れてみたい壁紙のテイストはありますか?」と尋ねたところ、1位は「単色(白以外の色)」(38.0%)、2位「木目調」(27.9%)、3位「塗り壁風」(20.9%)という結果になりました。(図14)
続いて、取り入れてみたい壁紙のテイストを選んだ理由を尋ねたところ、理想の床の色と同じく「落ち着く」が最多で、約4割の人が回答しました。(図15)
「自宅の床や壁紙の色が不満で貼り替えたり、重ね貼り(上貼り)したことはありますか?」と尋ねたところ、「床と壁紙両方ある」 (7.4%)、「床または壁紙のどちらかはある」(13.0%)と回答した人と合わせると、約2割の人が貼り替えたり、重ね貼り(上貼り)した経験があることがわかりました。(図16)
「キッチンの理想の色」について尋ねたところ、1位は「ホワイト系」(40.2%)、2位「ブラウン系」(18.4%)、3位「木目調」(12.4%)という結果になり、「ホワイト系」の人気の高さがうかがえました。(図17)
続いて、キッチンの理想の色を選んだ理由を尋ねたところ、「清潔感がある」という理由が最多で約4割の人が回答しました。
(図18)
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024年5月11日(土)~2024年5月19日(日)
調査対象:全国の男女
有効回答数:766サンプル
回答者:男性295名、女性471名
20代82名、30代262名、40代182名、50代148名、60代80名、70代以上12名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
今回の調査では、7割以上の人が現在の自宅のインテリアは、理想のテイストを実現できていないと感じていることがわかりました。また、自宅のインテリアで最もこだわっているのはリビングで、特に「色やテイスト」を重視していることも明らかになりました。
一条工務店の住まいの内装は、トレンドを取り入れながら、家族の成長、変化に合わせてレイアウトもフレキシブルに対応でき、お好みのスタイルやテイストを実現していただくことが可能です。
今回は、アンケート調査で人気が高かった「ナチュラル」「シンプル」「北欧風」「和風」「モダン」「和モダン」スタイルをテイストごとにご紹介します。
ナチュラル
シンプル
北欧風
和風
モダン
和モダン
生活感を抑えるポイントは「収納」
家づくりの際、インテリアにこだわっても暮らしていくうちに生活感が出てしまうのは、なぜでしょう。今回のアンケートでも、自宅のインテリアでの悩みや困りごとの1位に「生活感が出てしまうこと」という結果が出ています。この現象を象徴するのが、RoomClipにおいて「収納」というキーワードが家づくりの時だけでなく、たびたび検索されるという事実です。日々暮らしていく中で、新しいアイテムを買えば、その収納方法が求められます。コロナ禍には「マスク収納」が多く検索されるようになりましたし、毎年4月には「ランドセル収納」が多く検索されます。このようにライフスタイルの変化に合わせ、その都度適切な収納方法を確立する必要があります。それが部屋の散らかりを防ぎ、生活感を抑えつつ、こだわったインテリアを楽しむ環境を維持できるのです。
水上 淳史さん
ルームクリップ株式会社
住文化研究所 主任研究員