「冬場の睡眠時に寝室を暖めるための暖房器具(エアコン、オイルヒーターなど)を使用しているかという質問をしたところ、37.7%の人が「就寝中は暖房を使用しない」と回答し、オン/オフタイマーの使用を含めると68.5%の人が睡眠時に暖房を使用していない時間があることが判明しました。(図1)
「睡眠時は暖房を使用しない」と回答した320名に、冬場の睡眠時に寝室を暖める暖房を使用していない理由を質問したところ、「乾燥が気になるから」と回答した人が50.3%で最も多く、「電気代が気になるから」と答えた人も約半数いました。(図2)
また、睡眠時に暖房を使用している人(オン/オフタイマーの使用者も含む527名)に「冬場の睡眠時に寝室を暖めるための暖房は何℃に設定することが多いですか」という質問をしたところ、最も多かったのは「22℃」で、全体の半数以上が「22~25℃」の間で睡眠時の暖房を設定していることがわかりました。(図3)
「冬場、寒さが原因で起きるのがツラいと思うことがあるか」という質問したところ、「よくある」(47.5%)、と「ある」(36.0%)と回答した人を合わせて、8割以上の人が寒さが原因で起きるのがツラいと感じていることがわかりました。(図4)
「暖房をつけたのに、なかなか部屋が暖まらないと感じることはありますか」と尋ねたところ、「よくある」、「ある」と回答した人を合わせて76.2%の人が、暖房器具をつけたのに、なかなか部屋が暖まらないと感じたことがあると回答しました。(図5)
「今住んでいる家の断熱性は高いと思いますか」と尋ねたところ、「あまりそう思わない」(36.4%)「全くそう思わない」(39.6%)を合わせて7割以上の人が今住んでいる家の断熱性が高くないと感じていることがわかりました。(図6)
また、今住んでいる家の断熱性が高くないと感じている645名を対象に「家の断熱性を高めるため、リフォームをしたいと思いますか」と尋ねたところ、「とてもそう思う」(21.2%)「そう思う」(21.9%)を合わせて4割以上の人がリフォームをしたいと回答しました。(図7)
リフォームをしたいと回答した278名に、「家のどこを断熱リフォームしたいと思いますか」と尋ねたところ、1位が「浴室」で65.1%の人が回答。2位「窓」(60.4%)、3位「床」(55.0%)と続きました。(図8)
世界保健機関(WHO)は2018年に公表した「住まいと健康に関するガイドライン」で、寒さによる健康影響から居住者を守るため、「冬の室内温度は18℃以上が望ましい」と強く勧告しています。そこで、「世界保健機関(WHO)が冬の室温は18℃以上を強く推奨していることを知っていますか」と質問したところ、「知っている」と答えた人は21.8%に留まる結果となりました。(図9)
また、「2022年10月に国土交通省が定める『断熱等級』(正式名称:断熱等性能等級)に断熱等級6および断熱等級7が新設されたことを知っていますか」と質問したところ、「知っている」と回答した人が42.0%となり、昨年と比較すると、約22%増えていることがわかりました。(図10)
「冬場、自宅内の乾燥が気になることはありますか」と質問したところ、「よくある」と回答した人が49.1%となり、「ある」と回答した人を合わせると約9割となりました。(図11)
「よくある」「ある」と回答した740名に「自宅内で乾燥が気になるのはいつですか」と質問したところ、「暖房している時」と答えた人が65.4%と最も多く、「起床時」、「就寝時」と続きました。(図12)
また、「自宅内が乾燥していると気になること・困ること」の質問には、「喉の痛み」と答えた人が68.6%で最も多く、続いて約半数の48.3%の人が「肌荒れ」に悩んでいると回答しました。(図13)
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024年10月12日(土)~10月20日(日)
調査対象:全国の男女
有効回答数:847サンプル
回答者:男性357名、女性490名(20代88名、30代283名、40代191名、50代167名、60代107名、70代以上11名)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
今回の調査では、暖房器具を使用していて困ること・心配なことのトップは「電気代が高い」という理由で、エアコンを使用している人の約8割が電気代を気にしていることが判明し、電気代を考慮して暖房器具をつけるのを我慢したことがある人は約7割ということも明らかになりました。また、冬場の睡眠時に寝室を暖める暖房を使用していない理由1位は「乾燥が気になるから」や「電気代」が気になるからと答えた人も約半数いました。
自宅内で最も乾燥が気になるのは「暖房している時」で、乾燥が原因で「喉の痛み」「肌荒れ」に困っている人が半数以上いて、自宅内の乾燥が健康面にも影響を及ぼしていることがわかりました。こうした寒さや乾燥などの冬場のお悩みに対し、一条工務店では、家中まるごと暖かい「全館床暖房」、断熱基準の最高等級「断熱等級 7」に対応した「断熱王」、全館加湿&換気システム「ロスガード 90 うるケア」をご提案しています。
一条工務店の「全館床暖房」は、各部屋はもちろん、玄関や廊下、お風呂や洗面脱衣所、トイレまで、生活スペースのほぼ100%をカバー。どこにいても暖かく、部屋間の寒暖差も少ないため、寒い時期でもつらさを感じることなく快適にお過ごしいただけます。お客様ごとの間取りに合わせて、設計・製造・施工まで一貫して自社グループで行うことにより、イニシャルコストを抑え、リーズナブルにご提供することが可能となっています。
床暖房の快適さの秘密は、「ふく射熱(遠赤外線)式」と呼ばれる暖め方。床だけでなく、壁や天井にも熱を伝え、そこから出るふく射熱が部屋全体と身体をムラなく暖めるため、身体の芯までぽかぽかに。床暖房は、頭部と足先の温度差が極めて小さく、エアコン暖房に比べ健康的であることが分かります。
「全館床暖房」の効果を最大限発揮できるのは、一条工務店の家が「超気密・超断熱」だからこそ。気密性・断熱性の高い家は、魔法瓶のように熱を逃がさず、効率的に家を暖めることができます。小さなエネルギーで家中を暖かく保てるので、暖房にかかる費用も抑えられます。
住まいの省エネを大きく左右するのが断熱性能です。一条工務店の「断熱王」は、断熱玄関ドアなどをグレードアップすることで、2022年に新設された断熱基準の最高等級「断熱等級 7」に対応可能。当社の主力商品である「グラン・スマート」「アイ・スマート」にて、2023年5月より「断熱等級 7」への対応を実現しています。※「断熱等級 7」は、真冬に無暖房でも体感温度が15°Cを下まわらず快適に過ごすことが可能な断熱性能と言われています。
断熱等級7の早期対応を可能にした、超断熱玄関ドア「DANNJU(ダンジュ)」は、「2023年度 省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)」において、「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しています。
※建築地やプラン、採用する仕様によっては対応できない場合があります。
「ロスガード 90 うるケア」は、一条工務店とパナソニックが共同で実現した全館加湿&換気システム。加湿ユニットに自動給水された水を、回転する「ディスク」の遠心力によって吸い上げ、その水が水平に飛び出し内壁に当たることでナノサイズのミストが発生します。換気による空気の流れとともにミストが家中に行きわたり、自動で家中を加湿します。
メンテナンスフリー※
シーズンごとのフィルター掃除などのメンテナンスはもちろん、毎日の面倒な水入れの必要もありません。洗浄も給水もフルオートなので、手間がかからず清潔で安心。
※水質によっては定期メンテナンスをしていただく必要があります。
※「ロスガード90うるケア」への給水には、井戸水はご使用になれません。
家計にやさしい
超省エネなので、家中を24時間加湿しても、加湿にかかる電気代は一日10円ほど※。消費電力は1時間16Wで、24時間加湿運転しても、43インチのテレビを3時間つけていた場合と同じ消費電力になり、リーズナブルさも画期的です。
※加湿にかかる電気代。条件により異なります。
音が静か
運転音は約36dB。図書館並みの静かさなので、寝室に設置しても気になりません。
加湿だけではなく換気も
外気を室内の温度に近づけて取り入れる「熱交換換気システム」で、室温をほとんど変えずに換気することができるので、暖房費を抑えることができます。
さらに換気の際、空気と一緒に入ってくる花粉などの有害物質も、高性能フィルターがキャッチし、室内をクリーンに保つことができます。
一条工務店は、住まいの性能でより快適な暮らしを提供する木造注文住宅メーカーです。
私たちが挑戦しているのは「ほどほど」ではなく、「ダントツ」の住宅性能。
省エネや創エネ性能、耐震性能など高性能の暮らしを多くの方にお届けし、
「一条で建てて良かった」と言っていただける住まいを目指しています。
監修者のコメント
起床時は20℃台前半の室温が理想的
起床時に室温が低いと寝床から出た瞬間に交感神経を介しての血圧の過度の上昇が見込まれ、循環系のトラブル(脳卒中、心筋梗塞など)が起こるリスクが増すと思われます。
このリスクを回避するためには、オン/オフタイマーは使用しても構いませんが、WHO(世界保健機関)が推奨しているよりもやや高めの 20°C台前半の室温(死亡率が最も低い6月の気温に相当)で起きるのが望ましいと考えます。また、室内の乾燥による喉の乾燥はインフルエンザなどの感染症の罹患率を上げる可能性が高まります。皮膚の水分は外敵から身を守るバリヤ機能上重要で、乾燥そのもの、および乾燥によるかゆみで掻いてしまうことによる皮膚ダメージはバリヤ機能を低下させ、皮膚炎や全身のアレルギーの原因になりかねません。以上の意味で加湿も重要です。
浴室やトイレとの温度差も循環系のトラブルの一因ですから温度差のない温度環境が理想的と言えます。
川嶋朗先生
神奈川歯科大学大学院 統合医療教育センター センター長 特任教授/統合医療 SDM クリニック院長
自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完・代替医療を統合した医療の実践を日本の医科大学で初めて立ち上げ、現在も日本の医療系の大学の教育・臨床・研究の現場に立っている。「よりよく生きる」「悔いのない、満足のいく人生を送る」ための心得として、「自分の理想的な死とは何か」を考えるQOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)の提唱者。