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災害でライフラインが停止しても
在宅避難を優先したい人が9割以上

防災
2024.8.28
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災害と住まいについてのアンケート 2024
この記事の目次

全国の男女1228名を対象に災害と住まいについて調査しました。

災害と住まいについての
アンケート2024

概要:オンラインアンケート
期間:
2024年7月6日(土)~2024年7月15日(月)
調査対象:男女1228名
アンケート結果の詳細はコチラ>
Question 01

自宅周辺のハザードマップを
見たことがありますか?

見たことがない人・ 内容を覚えていない人が半数以上 見たことがない11.8% 見たことはあるが内容を忘れた40.2% 見たことがあり内容を覚えている48.0%
Question 02

災害でライフラインが停止した場合でも、
できる限り在宅避難を優先したいと
思いますか?

ライフラインが停止して も、できる限り在宅避難 ※ を優先したい人は9割以上 思わない1.3% あまりそう思わない8.4% そう思う38.8% とてもそう思う51.5% ※災害時において自宅に倒壊や焼損、 浸水、 流出の危険性がない場合に、そのまま自宅で生活を送る方法
Question 03

5年以内に自分自身が大きな地震に遭う
可能性があると思いますか?

5年以内に自身が大きな地震に遭うと思っている人は約7割 そう思わない2.4% あまりそう思わない26.2% そう思う47.7% とてもそう思う23.7%
Question 04

2024年に発生した
国内外での大きな地震を受けて、
今年新たに強化した対策はありますか?

今年新たに強化した対策1位は食料・飲料などの備蓄 1位食料・飲料など生活必需品の備蓄52.3% 2位防災グッズ 非常用持出袋の準備34.5% 3位ハザードマップの確認33.1%

※複数選択可

Question 05

水害について、身近で発生するリスクが
どのくらいあると感じていますか?

半数以上の人は水害が身近で発生 する可能性があると感じている 感じない10.7% あまり感じない37.9% あると感じる34.9% とてもあると感じる16.5%

アンケート結果に関して、国際災害レスキューナースであり、一般社団法人育母塾代表理事として活躍されている、辻直美さんよりコメントをいただきました。

監修者のコメント

災害には備えて、
行動することが重要

大きな地震などがあると、防災に対する意識は一瞬高まりますが、継続する事は難しく、防災用品などを買うことだけで満足する傾向が強いです。実際にライフラインを切って、食事を摂る練習をしたり、一日に3リットルの水だけで生活をしたりするなど、スキルの備蓄まで行動につなげてもらいたいと思います。

また、近年ではハザードマップだけではなく、防災アプリなども非常に発達していますので、様々な方法で自分がどんな被災をする可能性があるのか、被災したらどんな生活になるのかを具体的に情報収集をするなどして、もう少し視野を広げて考えるきっかけづくりが必要ではないでしょうか。

今回のアンケート結果から分かるように、災害が起きることに対して不安を感じているのに、それを具体的に確認したり、不安を払拭するための準備もなんとなくしかできていない、というのは問題です。たとえ命が助かっても、そこからはかなりの長期戦になります。生き延びたのであれば、その後も生き抜いていくために、復興していくことが必要です。

撮影/林紘輝(扶桑社)

辻 直美さん

国際災害レスキューナース/
一般社団法人育母塾代表理事

看護師歴33年、災害レスキューナースとして29年活躍し、被災地派遣は国内外30ヶ所以上。被災地での過酷な経験をもとに、現在はフリーランスの看護師として、要請があれば被災地で活動を行っているほか、企業の防災コンサルタントも担当。著書に『プチプラで「地震に強い部屋づくり」』(扶桑社)など。最新刊は『地震・台風時に動けるガイド-大事な人を護る災害対策』(発行:メディカル・ケア・サービス、発売:Gakken)

まとめ

今回の調査では、5年以内に自分自身が大きな地震に遭う可能性や、水害のリスクを身近に感じている人が多くいることが明らかになりました。

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住宅には、水害に遭う恐れのある箇所が複数存在します。一条は、これらを「浸水」「逆流」「水没」「浮力」の4つに分類し、対策。水をあえて床下に入れて重りにすることで浮上を防ぐ「スタンダードタイプ」及び、浮力に逆らわずに安全に建物を水に浮かせ「係留装置」で元の位置を維持する「浮上タイプ」の2つの仕様を開発しました。※2

※1:自社調べ(2020年8月)

※2:安全に避難ができる場合は、各自治体の指示に従って避難してください。

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