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家の断熱性が高くないと感じている人は7割以上?

住環境
2024.12.11
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冬の自宅内の寒さ・乾燥に関するアンケート 2024
この記事の目次

全国の男女847名に、冬の自宅内の寒さ・乾燥について調査しました。

冬の自宅内の寒さ・乾燥に関する
アンケート 2024

概要:オンラインアンケート
期間:
2024年10月12日(土)~2024年10月20日(日)
調査対象:全国の男女847名
アンケート結果の詳細はコチラ>

アンケート結果に関して、神奈川歯科大学大学院 統合医療教育センター センター長 特任教授で統合医療SDMクリニック院長の川嶋朗先生よりコメントをいただきました。

監修者のコメント

起床時は20℃台前半の室温が理想的

起床時に室温が低いと寝床から出た瞬間に交感神経を介しての血圧の過度の上昇が見込まれ、循環系のトラブル(脳卒中、心筋梗塞など)が起こるリスクが増すと思われます。


このリスクを回避するためには、オン/オフタイマーは使用しても構いませんが、WHO(世界保健機関)が推奨しているよりもやや高めの 20°C台前半の室温(死亡率が最も低い6月の気温に相当)で起きるのが望ましいと考えます。また、室内の乾燥による喉の乾燥はインフルエンザなどの感染症の罹患率を上げる可能性が高まります。皮膚の水分は外敵から身を守るバリヤ機能上重要で、乾燥そのもの、および乾燥によるかゆみで掻いてしまうことによる皮膚ダメージはバリヤ機能を低下させ、皮膚炎や全身のアレルギーの原因になりかねません。以上の意味で加湿も重要です。


浴室やトイレとの温度差も循環系のトラブルの一因ですから温度差のない温度環境が理想的と言えます。

川嶋 朗先生

川嶋 朗先生

神奈川歯科大学大学院 統合医療教育センター センター長 特任教授/統合医療 SDM クリニック院長

自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完・代替医療を統合した医療の実践を日本の医科大学で初めて立ち上げ、現在も日本の医療系の大学の教育・臨床・研究の現場に立っている。「よりよく生きる」「悔いのない、満足のいく人生を送る」ための心得として、「自分の理想的な死とは何か」を考えるQOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)の提唱者。

Question 01

冬場の睡眠時に寝室を暖めるための
暖房器具
(エアコン、オイルヒーターなど)
を使用していますか?

約7割の人が暖房を使用していない時間がある 睡眠中も切らずに使用31.2% オン/オフタイマーを両方設定5.9% オンタイマーを設定(起床前から一定時間使用)6.2% オフタイマーを設定(就寝時から一定時間使用)18.7% 睡眠中は暖房を使用しない37.7%

冬場の睡眠時に寝室を暖める暖房を
使用していない理由は何ですか?

「乾燥が気になる」が半数以上 乾燥が気になる50.3% 電気代が気になる49.0% 寝るときは服装や寝具で暖を取っている45.0% 寝ている間の寒さは気にならない16.2% 湯たんぽ等の補助暖房器具を使用している13.7%
Question 02

冬場、寒さが原因で起きるのがツラいと
思うことがありますか?

寒さが原因で起きるのがツラいと思う人は8割以上 全くない3.5% ほとんどない12.8% ある36.0% よくある47.5%
Question 03

今住んでいる家の断熱性は高いと
思いますか?

7割以上の人が今住んでいる家の断熱性が高くないと感じている とてもそう思う6.0% そう思う17.8% あまりそう思わない36.4% 全くそう思わない39.6%
Question 04

冬場、自宅内の乾燥が
気になることはありますか?

約9割の人が自宅の乾燥が気になっている 全くない2.2% ほとんどない10.3% ある38.2% よくある49.1%

自宅内で乾燥が気になるのはいつですか?

6割以上の人が暖房している時に乾燥が気になっている 暖房している時65.4% 起床時58.1% 就寝時41.7% 入浴時15.9% 炊事や洗濯など水仕事をした後11.6%

※複数選択可

まとめ

今回の調査では、冬場の睡眠時に寝室を暖める暖房を使用していない理由に「乾燥が気になるから」や「電気代」が気になるからと答えた人が約半数いることが判明しました。

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