誰もが暮らしやすい家って?

【お宅訪問】無駄のない間取り・動線に感動!「自然と整う家」のつくり方

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「暮らしのくふう」をお届けする小学館のwebメディア『kufura』編集長サトウが、一条工務店を突撃取材するシリーズ連載。今回は、一条の家に住んで5年になる“なあたン”さんのお宅に伺って、気になる「間取り」や「収納」について教えていただきました!

「整理収納」と「暮らしやすさ」にこだわった家づくり

Instagramで大人気のインスタグラマーで、一条の家オーナーの“なあたン”さんは、3人(高2、中1、小2)の子育て中です。
結婚後すぐにマンションを購入。10年ほど暮らす中で子どもが3人に増え、家族のニーズが変化してきたこともあり、戸建てへの住み替えを決めたとのこと。

「以前住んでいたマンションでは、角部屋だったこともあり冬はいつも寒さとの戦いでした(笑)。お風呂上がりなど、子どもにすぐ服を着せたかったのですが、服の収納スペースが浴室から遠かったりと動線も悪く、毎日のストレスに。戸建てに住み替えることで動線や収納スペースなども考えた、“整う家”を叶えたかったんです」(以下「」内、なあたンさん)

子どもが増えてライフステージが変わったこともあり、マンションの「こんなはずでは……」という面が浮き彫りになったそう。なあたンさんが住み替えを決意された時、どのようにリサーチして“一条の家”に決めたのでしょう?

「まずはInstagramでたくさん検索しました(笑)。ハッシュタグで“#整理収納”や“#シンデレラフィット”と検索してみると、一条の家がすごく多く出てきたんです。実際に住んでいる方のリアルな収納術がわかりやすく投稿されていて、こんな収納があるのか!と発見ばかり。質問をしても、皆さん丁寧に返してくれました。

そのうえで実際にハウスメーカーの展示場でコストや機能面を比較しました。かなりの数のハウスメーカーを回りましたね……。下の子がまだ小さかったので大変でしたが、各社を比較した結果、やはり一条さんにしよう!ということに。決めた後も打ち合わせを重ね、満足のいく間取りが叶いました」

なあたンさんが家づくりで重視したのは、

・家が散らからない、子どもが自分で整理や片付けをしやすい動線も考えた収納が備わった「整う家」
・電気代などの「コストを抑えられる家」
・冬のお風呂上がりも寒くない、家族みんなが「健やかに過ごせる家」

の3つ。換気システムや全館床暖房などの快適な空間を保つための機能面と、間取りや収納などの動線に配慮が行き届いている“一条の家”が選ばれたのは、納得です。

>>なあたンさんの家の快適空間の記事はこちら

【1階】いざルームツアー!収納スペースの工夫で動線スムーズ

さっそく、なあたンさんの家のルームツアーに!まずは玄関から見せていただきます。玄関は入って右にたっぷりの靴収納、左に土間収納があり、帰宅後にまず、上着やランドセルなどを片付けられる仕様に。

靴収納は“一条オリジナルの回転型”で、奥に入れた靴もラクに出し入れできる仕様。なんと通常の約1.3倍の収納スペースがあるそうで、なあたンさんの家族5人分の靴も無理なく収まる収納力。

「玄関横に収納棚もあり、不要なチラシなどはこちらに入れるようにしておき、溜まってきたらサッと処分。不要なものはリビングに持ち込まない、を徹底しています」

靴や上着、ランドセルなどの収納もさすがですが、郵便受けに入るチラシなどもスムーズに仕分けできるよう配慮されているとは……。これも収納スペースがあればこそ、ですね!

玄関からまっすぐ洗面所に続く動線も、なんともスムーズ。リビングに入る前に、しっかり手洗いが可能です。洗面所で驚いたのが、洗面台の周りにある収納スペースの多さ!

「洗面台の上の昇降式の吊戸棚も一条オリジナルです。中にはソフト収納ケースを入れて、アイテムごとに分類、私のように背が高くなくても出し入れしやすい工夫がさすがなんです!洗面台の下と横の収納棚は、掃除道具やドライヤー、メイク道具がすっぽり収まります」

見せてもらうと、100均などでも売られている半透明の収納ボックスをうまく組み合わせてメイク道具を収納していたり、備え付けの衣装ケースには大理石風のリメイクシートを張っていたりと、自分なりの工夫を加えて、整理収納を楽しんでいる様子がうかがえます。

「洗面台の横に、洗濯機と室内干しスペースがあるので、ここにアイロンも入れているんです。衣服が乾いたらすぐアイロンをかけられるような動線にしました」

たしかに、洗面台のすぐ横は洗濯スペース。洗面台の背面には、たっぷりのファミリークローゼットが!

「一条の家は、全館床暖房のおかげで家の中は年中あたたか。冬でも厚手のニットやルームウェアなどが不要になりました。通年着られる服ばかりになったことで、このクローゼットに家族分のほとんどの服が収まるようになったんです」

お子さんが3人いる5人家族とは思えないスッキリ感……!奥行きのあるクローゼットは、引き出せるスライドハンガーや、手前と奥を入れ替えれば一気に衣替えができる衣装ケースもあり、スッキリしているのに豊富な収納スペースになっています。

洗濯から部屋干し、アイロンから収納まで、ここで一気に叶うスムーズな動線は、うらやましいのひとこと!

続いてリビング&キッチンへ。

「キッチンも一条オリジナルの収納が充実しています。シンク下には奥行きたっぷりの引き出し、カトラリーや調理器具用の仕切りつきの引き出しもあったりと、随所に工夫があるんです。

キッチンは落ち着いた色を選んだので、収納ボックスや調理家電も黒を選び、トーンを揃えました。一条の棚のサイズにぴったりな収納ボックスは、インスタで情報収集。やりとりをする中で“一条の家友達”もできて、交流も楽しんでいます!

【2階】廊下を極力減らして無駄なし!の間取り

見どころたっぷりの1階から2階に移動すると、あれ?廊下が……ない!
「2階には廊下はほぼ設けず、子ども3人それぞれの部屋と夫婦の寝室、加えて中央に琉球畳のモダン和室をつくりました。5つの部屋と、ワークスペースも兼ねた収納という構成です。モダン和室は、普段は自由スペースにしていますが、お客さまが来た時は宿泊部屋として使っています」

廊下を設けず、開放感のある和室の周りに部屋を配置することで、限られたスペースの無駄をなくす間取り!なんとも素敵なアイデアです。

高校生の子の部屋にはドアをつけていますが、下の子ふたりの部屋は今⁠は仕切りを外して使っています。成長したら、それぞれのスペースにしていく予定です

子どもの成長に合わせて、間取りや空間をフレキシブルに調整できる設計は、これから家づくりを考える人もぜひ参考にしたいところ。ウォークインクローゼットを設けることで、各部屋にものが点在してごちゃついてしまう、という事態も回避できているそう。

1階に降りてみると、なんと階段の下がトイレになっています!こんな設計も可能なんですね。

トイレを階段下に設置することで、スペースの無駄をなくし、コストカットにもなりました。ただ、トイレの天井高は低くなるので、それが気にならなければ選択肢のひとつだと思います。便器をタンクレスに、またトイレ収納はビルトインにすることで、狭い空間でもスッキリ見えるように工夫しました」

これは目からウロコの発想!たしかにトイレは、天井高がそれほど必要じゃないですよね。圧迫感が出ないよう、タンクレスを選んだりと工夫しながら、限られた空間をできるだけ心地よく使えるよう、考え抜かれたことがわかります。

この家に引っ越して以来、「動線がよく家事がラクになった分、ちょっと太っちゃったのが悩みです(笑)」と、朗らかに話してくれたなあたンさん。前のお宅での後悔をもとに、リサーチを重ね、家族みんなが暮らしやすい「整う家」を手に入れた、という幸福感が溢れていました。

「こういう暮らしをしたい」を諦めない、なあたンさんの思い、そして希望に寄り添った一条工務店の丁寧な家づくりは、まさに「最強タッグ」だったのだなあ、と改めて感動したサトウなのでした。

イラスト/朝倉千夏

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