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9-1 収納のヒント

スッキリ片付く 賢い収納計画

2021.05.18

なぜか部屋が散らかってる!?収納上手な人の賢い収納計画をご紹介!

2021.05.18

収納のヒント 9-1[賢い収納計画]

収納上手な人がやっている
賢い収納計画とは?

収納上手な人がやっている賢い収納計画とは?

「ここにしまったはずなのに、どこにいったんだろう…」
「片づけているつもりなのに、なんで部屋が散らかるんだろう…」
そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ここでは、家の中がスッキリ片づく、賢い収納計画について解説します。

ものの定位置を決め、出し入れしやすい状態に

ものの定位置を決め、 出し入れしやすい状態に

収納スペースは、中に何があるかを把握し、取り出しやすく整えてこそ初めて役に立つものです。家づくりで後悔しないためにも、賢い収納計画について知っておきましょう。

整理したうえで収納する

収納スペースのサイズは決まっているので、当然、収納量には限りがあります。
どんなに広くても、何が入っているのか把握できていなければ、結局、使っていないものであふれてしまいムダなスペースを増やすだけです。
また、ほしいものを探すのにも、必要以上の時間がかかります

そこで、「普段使っているもの」だけを手元に残し、「普段使っていないもの」は処分する、あるいは別の場所に移動させることが重要になってきます。たとえば、「2年使っていないものは捨てる」「新しい服を買ったら、いちばん着ていない服を捨てる(もしくは売る)」といった、自分の中のルールを決めておくのも有効でしょう。捨てるのが苦手という人は、サンプル品やカタログ、古くなった化粧品など、確実に捨てられるもの(捨てても惜しくないもの)から始め、まずは「捨てること」に慣れるのが第一歩です。

まず、一旦全部出して、「使っているもの」と「使っていないもの」に選別し、「使っていないもの」は処分します。次に「使っているもの」を、「よく使うもの」と「あまり使わないもの」に選別し、「よく使うもの」は取り出しやすい場所に、「あまり使わないもの」はその奥に収納します。このように整理したうえで収納すれば、クローゼットや押入れがものであふれることを防げます。

「収納」の意味を辞書で調べると、「ものを中に入れて、しまっておくこと」といった内容が記載されています。しかし、手当たり次第に収納していると、どこに何があるかわからなくなり、結局散らかってしまうことに。収納は「ものをしまう場所」ではなく、「次の機会に使うものを、すぐに使えるように保管しておく場所」と考えておくのがよいでしょう。

収納の高さと奥行き

スーパーなどで最も目に入りやすい販売スペースのことを「ゴールデンゾーン」と呼びます。具体的には床から75~135㎝(腰~目線の位置)の高さのエリアになるのですが、これは収納にも応用できます。ゴールデンゾーンには普段よく使うものを収納し、使用頻度が低くて軽いものはゴールデンゾーンの上に、使用頻度が低くて重いものはゴールデンゾーンの下に置くとよいでしょう。

また、奥行きに関しても同様に、普段よく使うものはすぐに取り出せる手前のスペースに、あまり使わないものはその奥に配置します。奥行きの深い収納スペースについては、スライド収納(引き出しやキャスターがついた棚等)を使用すると、奥にあるものがいつでも取り出せ、整理整頓しやすくなります。

適材適所&適量の収納スペース

家を建築する際、収納スペースの場所や大きさにこだわる人は多いのではないでしょうか。ただ、収納はたくさんあるに越したことはないと思って、あちこちに収納スペースをつくったとしても、結局は使いこなせず住んでみると必要なかったということも多いのです。

プランニング中の図面の中にちょっとしたデッドスペースを見つけると、ついついそこを収納スペースにしたくなるものです。しかし、用途を考えずにつくってしまうと、いざ収納する際にうまく使いこなせないことも。普段の生活で自分がいつ、どこで、何を使用しているのかを把握したうえで、必要な場所に適量の収納をつくることが成功の秘訣です。

そして、ものには必ず定位置が存在します。収納スペースの中でしかるべき棚や引き出しに入っていないと、散らかる原因になります。用途に合わせて、ものをグループ分けしたり、ラベリングしたりするなどして、それぞれの“住所”をはっきりさせてあげましょう。

「もう少し収納スペースが広かったら、きれいに片づくのに…」と思う人もいるかもしれません。しかし、実際は現状のスペースで事足りるケースがほとんどです。

必要なものの量はどのくらいなのか?それは適量なのか?将来、増えたり減ったりするのか?必要なものの量が分かれば、おのずと収納スペースの広さも決まってきます。
できれば、ものの量は収納スペースの8割程度に抑えたほうがよいでしょう。

バナー9-1 バナー9-1 ▲収納の実例集はこちらから

この記事のまとめ

整理したうえで収納する

「使っているもの」と
「使っていないもの」に分け、
「使っていないもの」は処分する。

収納の高さと奥行き

「よく使うもの」は、
ゴールデンゾーン(床から高さ75~135cm)、
かつ手前に置く。

適材適所&適量の収納スペース

ものをグループ分けしたり、
ラベリングしたりするなどして、
それぞれの“住所”をはっきりさせる。

記事の監修

yukiko

yukiko

ルームスタイリスト1級、整理収納アドバイザー1級。大阪生まれ大阪育ちの30代。同級生の夫とすくすく成長中の娘、愛犬たちとの暮らしをつづったブログが多くの読者に支持され、現在、フォロワー数はブログ34万人超、インスタ17万人超。2冊目の著書『もの選びで暮らしはぐんとラクになる』も好評発売中!

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