返済方法 どちらがよい?
2020.11.11
「元利均等返済」と「元金均等返済」のメリットデメリットを紹介
賢い家づくりは、賢い資金計画から。
住宅ローンの種類や、それぞれの特徴を学びましょう。
今回は、元利均等返済と元金均等返済について解説します。
当初の返済額を抑えるか、総返済額を抑えるか
住宅ローンの返済方法には2種類あり、
ひとつが毎月の返済額が一定の元利均等返済、
もうひとつが毎月の返済額に占める元金返済額が一定の元金均等返済です。
借入額、金利、返済期間が同じであれば、元金均等返済の方が総返済額は少なくなります。ただ、元金均等返済は取扱い金融機関が少なく、元利金等返済が一般的に多く利用されています。
①元利均等返済
元利均等返済は、毎月の返済額が一定の返済方法です。
返済期間の経過に伴って、返済額のうちの利息分と元金分の割合が変化。
返済当初は利息の割合が多く、だんだんと元金の割合が増えていきます。
メリット
元金均等返済と比べて、
借入当初の
月々返済額が少ない
デメリット
同条件(借入額・金利・返済期間が同じ)
の場合、元金均等返済よりも
総返済額が多くなる
②元金均等返済
元金均等返済は、住宅ローンの借入金を返済期間で均等に割り、借入残高に応じた利息をそこに上乗せする返済方法です。借入当初の返済額がもっとも高く、返済が進むにつれて返済額も減っていきます。
メリット
元利均等返済よりも
総返済額が少なくなる
デメリット
元利均等返済よりも
借入当初の返済額が多い
③元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利?
元利均等返済と元金均等返済、どちらも選択できることにはなっていますが、主流は元利均等返済です。
それは元金均等返済のほうが、審査基準が厳しくて融資限度額も少ないためです。
また、超低金利時代においては、元金均等返済を選んだとしてもそれほど総返済額を減らすことができない、という側面もあります。
ただし、どちらが有利ということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。
また、あなたのライフプランにあわせて選択することが重要です。
たとえば、元利均等返済は「子どもの学費がかかるうちは返済額を抑えておきたい」という人に向いているといえます。
一方、元金均等返済は「共働きで余裕のあるうちにできるだけ早く元金を減らしたい」という人に向いているでしょう。
この記事のまとめ
<元利金等返済>
- メリット:元金均等返済と比べて、
借入当初の月々返済額が少ない - デメリット:同条件(借入額・金利・返済期間が同じ)の場合、
元金均等返済よりも総返済額が多くなる
<元金均等返済>
- メリット:元利均等返済よりも
総返済額が少なくなる - デメリット:元利均等返済よりも
借入当初の返済額が多い
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