住宅ローン 借入限度額とは?
2020.11.02
いくらまで借りられる?住宅ローンは借入限度額を知ることが大事!
賢い家づくりは、賢い資金計画から。
住宅ローンの種類や、それぞれの特徴を学びましょう。
今回は、借入限度額について解説します。
借入の割合と返済比率から決まる借入限度額
住宅ローンはいくらまで借りることができるでしょうか?
家づくりの計画を進めるうえで、借入限度額を知っておくことは欠かせません。
借入限度額は、年収に対する返済比率と、全体の工事費用に占める借入の割合の双方で決まります。
①年収に対する返済比率
返済比率は年収に占める年間返済額の割合のこと。
年収の20〜25%程度が目安とされています。
年収が600万円の人なら、返済額は毎月約10〜12.5万円(年間120〜150万円)を基準に考えます。
②全体の工事費用に占める
借入の割合
たとえば、総額3,000万円の家を、年収600万円の人がローン借入を計画した場合を見てみましょう。
総額3,000万円・年収600万円の例
まず、総工費に占める住宅ローンの割合は8割が一般的です。
総額3,000万円であれば、2,400万円を借りて、600万円を現金で用意する、という資金計画になります。
もし、2,400万円を金利3%(※)の30年固定ローンで組んだ場合、毎月の返済額は約10万円(ボーナス払いなし)となります。
※【金利の動向】のパートで「金利が1%を切っている」と説明しましたが、この3%というのは審査金利になります。審査金利とは住宅ローンの審査をするために金融機関が設定する仮の金利のことで、実際に住宅ローンを借りるときに適用される実行金利とは異なります。審査金利は金融機関によってそれぞれ率が違い、数字は非公表ですが、3~4%が相場だと言われています。
したがって、年収600万円の人が2,400万円のローンを組むこのケースでは、年収の20〜25%に収まるため、一般的に無理なく返済できる範囲の資金計画となります。
なお、年収が500万円の場合、返済額は毎月8.3〜10.4万円(年間100〜125万円)です。
このように、年収に対する返済比率を計算した場合、年収が高い人ほど借入限度額は上がり、年収が低い人ほど借入限度額は下がります。
この記事のまとめ
<住宅ローンの借入限度額>
- 年収に対する返済比率
…年収の20〜25%が目安 - 全体の工事費用に占める借入の割合
…8割以内が一般的
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