工夫次第で自宅に ワークスペースはつくれる
もともと書斎などのワークスペースは一定数の需要がありましたが、最近はテレワークが浸透し、自宅の一部を仕事場にする人が増えています。
リビングやキッチンの一角に設けるタイプや、本格的な個室タイプなど、さまざまな形のワークスペースを見ていきましょう。
LDKの一角にワークスペース
最も多いのが、LDKの一角にカウンターテーブルを設置するなどしてつくるワークスペースです。この形だと、子どもの様子を見ながら仕事をすることができます。ただし、本来リビングはくつろぐための場所なので、コーナーやカウンターをうまく活用し、生活空間を圧迫しないレイアウトにするのがよいでしょう。
また机の上に書類を出しっぱなしにすると、LDKが雑多な印象になりがちです。近くに書類や文房具の収納場所を計画し、散らかりにくい配置にしたり、出したままにしておきたい場合はLDKの死角に計画したり、ロールスクリーンを使ってワークスペースを隠せるようにするのがお勧めです。
キッチン横にワークスペース
キッチン横のワークスペースは、特に女性の人気が高いタイプ。洗面室や脱衣室などのユーティリティとキッチンの間に設けると、家事動線上にワークスペースがあるため、家事から仕事への切り替えがスムーズで効率的です。パソコンを使った仕事はもちろん、アイロンがけをする家事室やパントリーなど、ワークスペースを多目的に活用できます。注意点として、キッチン周りは油や水滴などで汚れやすいため、料理中は扉で仕切れるような配置にしたり、書類を扉つき収納の中に入れたりするなどして管理しましょう。
部屋以外のスペースを
活用した事例
階段下の一部や廊下、2階のホールの一角など、部屋以外のスペースを活用する事例も。天井の高さや座るスペースを考慮して計画すれば、通路や収納になっていたところが立派なワークスペースになります。
本格的な個室のワークスペース
1.5帖以上スペースがあるのであれば、専用の部屋をつくるのもよいでしょう。リビングの一角やキッチンに設けたワークスペースに比べると、周囲の音が気にならないので、仕事に集中できます。また、オンライン会議も家族に気を使わずに行うことができます。
ワークスペースのアレンジと
効果的な活用法
ヘッドホンで周囲の雑音をカットしたり、アロマの香りで集中力を高めたり、観葉植物で身近に自然を感じたり。ワークスペースのアレンジや活用法をご紹介します。
①よりパーソナルな空間に
ワークスペースは、さまざまな物事に向き合い集中するための、パーソナルな空間。たとえリビングの片隅であっても、そこに1枚のラグを敷けば、自分のテリトリーが明確になります。また、さらに没入感を高めたいときは、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンやヘッドホンを着用すれば、周囲の雑音をカットできます。
②気持ちを切り替える
せっかくワークスペースをつくっても、ダラダラ過ごしてしまっては時間の無駄。日常をスパッと断ち切り、気持ちを切り替えることが重要です。そのためのスイッチとして、コーヒーや紅茶などカフェインの入った飲み物を飲んだり、アロマの香りで集中力を高めたりしてはいかがでしょうか。
③思考や学びの質を高める
さらに思考や学びの質を高めるために、室内でも常に自然を感じられる観葉植物を置くのはいかがでしょうか。また、思いついたことをすぐに書き留められる専用のアイデアノートなど、プラスワンのアイテムを活用してみるのもお勧めです。
この記事のまとめ
さまざまなワークスペースの形
・LDKの一角にワークスペース:
子どもの様子を
見ながら仕事をすることができる
・キッチン横にワークスペース:
家事と仕事の
切り替えがしやすく効率的
・部屋以外のスペースを活用:
通路や収納になって
いたところが立派なワークスペースに
・本格的な個室のワークスペース:
周囲の音が
気にならないので仕事に集中できる
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