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2024.03.15

憧れのライフスタイル 11-21[自分にぴったりの家計簿]

家計簿で暮らしUP!上手につきあって、
お金をしっかり管理《後編》

キラメク、トキメク、チョコレート・マジック《前編》

家計簿との上手なつきあい方や続けるコツなどについて、前後編に分けてご紹介している「家計簿で暮らしUP!」。後編では、自分に合った家計簿のスタイルやつけ方のアイデアについて、ファイナンシャル・プランナーの山口京子さんにお話を伺っています。「これならできそう!」というマイ・スタイルを見つけて、楽しく続けながらしっかりお金を管理していきましょう。

家計簿との上手なつきあい方や続けるコツなどについて、前後編に分けてご紹介している「家計簿で暮らしUP!」。後編では、自分に合った家計簿のスタイルやつけ方のアイデアについて、ファイナンシャル・プランナーの山口京子さんにお話を伺っています。「これならできそう!」というマイ・スタイルを見つけて、楽しく続けながらしっかりお金を管理していきましょう。

一般的な冊子タイプをはじめ、いま巷には、さまざまな家計簿があります。その中から、初心者でも手軽にスタートできるツールや、つけ方のアイデアなどをご紹介します。

家計簿は、自分の性格やライフスタイルに合ったツールを選ぶことも大事。アナログ派やデジタル派など、タイプ別におすすめのツールをご紹介します。

手書き家計簿

日記やスケジュール帳などをこまめにつけることが好きな人におすすめ。書店には、さまざまな種類の家計簿が並んでいますが、初めてつけるなら、なるべくシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

表計算ソフト

仕事やプライベートでパソコンを使い慣れている人向き。一度フォーマットが決まれば、サクサク家計簿がつけられます。集計やグラフ化も簡単にできて過去との比較もしやすいので、より詳しく家計の分析が行えます。

家計簿アプリ

日常的にスマホを使っている人には、その場ですぐ入力できる家計簿アプリ。レシートの読み取り機能がついたものなら、スキャンするだけで細かな支出を反映できるため便利。レシートをまとめておく手間もいりません。

おカネレコ

シンプルな初心者向けアプリ

マネーフォワード

しっかり管理したい人、資産管理もしたい人向けアプリ

Apple Store/ Google Playストアより検索してダウンロード可能です。

おすすめ度合いをマークで記しました。 あなたに最適なツールを選んでみてください。

何にお金を使っているか客観的に把握できれば、それも立派な家計簿。気になっている項目をひとつだけつける 「オンリー家計簿」にトライしてみましょう。いきなり2つ3つとやろうとせず、ひとつでいいので、しっかりとつけましょう。

食費オンリー

手帳にその日に購入した食費をメモ。「レシートを取っておいて後で」となると記帳や集計という手間が残るので、当日に記録してしまうのがポイントです。1週間分の小計を出しておくと後の集計がラクになります。

おしゃれオンリー

洋服などのファッションアイテムは毎日購入するわけではないので把握がラク。クレジットカードで買う人は、明細書で毎月の合計を出してもOK。1シーズンで集計し、次のシーズンの予算立てをします。

水道光熱費オンリー

もっとも記録が簡単でありながら、家計の大きな割合を占める項目が固定費の水道光熱費。ポストに入ってくる「料金のお知らせ」や毎月の銀行やクレジットカードの引き落とし金額を月に1度、記録します。

毎日、目にするものを家計簿に。大きめのマス目のカレンダーに、その日に買ったもの、使った金額を書き並べて、これを1週間ごとに集計。一般的な家計簿のように項目別に分類しなくても、大まかなお金の出入りは把握できます。

特定の出費を抑えたい人に。例えば「洋服代」なら1シーズンで買いたいアイテムと予算を「白いパンツ1万円」など具体的に記載。もしほかの1万円のものを衝動買いしてしまったら、「白いパンツ1万円」を二重線で消し購入をやめます。

利用と同時にお金が口座から引き落とされるデビットカード。即時に利用日や金額などの決済履歴が残るので、利用明細が家計簿の代わりになります。お金の出入りが一目瞭然となり、家計の見直しにひと役買ってくれます。

その月の実際の収入や買ったものを計算して赤字にならないことを目指したいので「使った月」に金額を記録するようにしましょう。月末のピンチをクレジットカードで乗り切ることが多い人は、カードを使うのを控えて現金で払うか、利用と同時に銀行口座から利用額が引き落とされるデビットカードを使うなど、支払いを先延ばしにしないように心がけましょう。

家計簿の収支は週ごとに出せば、使いすぎていた場合、すぐに気づいて引き締めることができます。月末の赤字に「手遅れ・・・」となるのを防げます。

家計の中で削りやすいのが食費。でも、無理をしすぎると生活の潤いや健康を損ねることも。光熱費や通信費など影響の大きい固定費から見直すのが正解です。

1ヵ月の貯金額は収入の10〜40%を目安にしましょう。10%を切ってしまう場合は、収入に対して支出がかなり多いことが考えられます。

帰宅途中、ついコンビニに寄ってしまう、使っていないサブスクがあるなど、家計簿をしっかり確認して、もったいない出費をなくしましょう。

これまで前後編に分けて、家計簿の基礎知識から実践的な使い方までをポイントごとにご紹介してきましたが、いかがでしたか?自分らしいやり方でラクに家計簿を続けて、ぜひ毎日の暮らしUPに役立ててください。

※本記事は「iikoto」2023年4月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。

監修:ファイナンシャル・プランナー 山口 京子さん

大学卒業後、フリーアナウンサーに。2000年、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ワンストップサービスを目指し、証券外務員、各種保険募集人、宅地建物取引士等資格を取得して完全顧客主義のアドバイスを提供する。家計管理、 貯蓄・ 資産運用のプロフェッショナルとしてテレビ・ラジオ出演、セミナー講師、執筆活動と幅広く活躍中。近著に『貯金ゼロから始める 「新へそくり生活」のススメ』 (プレジデント社)。

監修:市川 歩美さん
岡本典子さん

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2023年4月号)の特集をもとに編集しています。

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