寒い冬を元気に乗り越えるために活用したい、あったかスープ。前編では、管理栄養士の吉澤まゆさんに、スープの魅力や手軽に楽しむポイントなどを伺いました。後編では、手軽に作れるレシピを大公開。好みに合わせた多彩なスープで、冬をホットに過ごしてください。
つくってみよう!
吉澤さん考案、お手軽レシピ!
マグカップに食材を入れて、レンジでチンするだけ!鍋で煮る手間がいらず、包丁も一切使わないので、手軽に楽しめます。時間がないときや小腹が空いたときにも大活躍のスープです。
余りがちなレタスを使って朝から温まる一杯を。ホットミルクに溶け込んだレタスの甘みとロースハムのうま味が、カラダにやさしく染み込みます。レタスの代わりにキャベツを使う場合は、電子レンジの加熱時間を増やしましょう。
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- ロースハム…2枚
- レタス…1枚
- 水…100ml
- 牛乳…100ml
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- ❶ マグカップにハム、レタスをちぎって入れる。
- ❷ 水、牛乳を注ぎ、電子レンジ(600W)でラップをせずに2分半加熱する。
- ❸ 塩、こしょうで味をととのえる。
夕飯であと一品をつくるのが面倒なときにもオススメ。味付けはキムチとシーフードミックスだけですが、野菜と魚介類によるうま味の相乗効果でおいしく小腹を満たします。意外にもやさしい味なので、朝に食べてもOK。
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- キムチ…40g
- シーフードミックス…40g
- 水…150ml
- ごま油…少々
- ❶ マグカップにごま油以外の材料を入れる。
- ❷ 電子レンジ(600W)でラップをせずに2分半加熱する。
- ❸ ごま油をたらす。
※電子レンジの加熱時間は、500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱すると良いでしょう。電子レンジの機種や耐熱マグカップの種類によっても変わるため、様子を見ながら調節してください。
名前をよく耳にするものから、遠く異国の地で日常的に食べられているものまで、多彩なスープ料理をご紹介!気軽にチャレンジできる、子どもから大人までおいしいレシピをそろえました。
台湾で朝ごはんとして親しまれている豆乳を使ったやさしい味わいのスープ。酢の効果により豆乳がゆるく固まるので、フワフワな食感を楽しめます。薄くスライスしたフランスパンに油を塗り、カリッと焼いて追加でトッピングしても◎。
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- 豆乳…400ml
- ザーサイ…10g
- 干しエビ…適量
- 刻みねぎ…適量
- 醤油…小さじ1
酢…小さじ1
- ラー油…適量
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- 豆乳…400ml
- ザーサイ…10g
- 干しエビ…適量
- 刻みねぎ…適量
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- ❶ ザーサイをみじん切りにする。
- ❷ ふたつの器にザーサイ、Aを半分ずつ入れておく。
- ❸ 豆乳を沸騰直前まで温めて❷のそれぞれの器に注ぐ。
- ❹ 軽く混ぜて、干しエビ、刻みねぎ、ラー油をトッピングする。
かぼちゃの濃厚な甘みを凝縮したスープなので、野菜が苦手なお子さまにもオススメ!かぼちゃの水分をとばすことで、瓜臭さがなくなってコクが出ます。ミキサーを使うととろりとなめらかな食感に、へらなどで潰せばより食感が残ります。
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- かぼちゃ…250g(皮と種を除く)
- かぼちゃ(トッピング用)…適量
- 牛乳…150ml
- 水…100ml
- オリーブオイル…適量
- 塩…少々
- ❶ かぼちゃは種をとり、皮を削ぎ落とし、一口大に切る。
- ❷ 鍋に水とかぼちゃを入れて強火にかけ、沸騰したらフタをして弱火にし、水分がほとんどなくなって、かぼちゃがやわらかくなるまで蒸し煮にする。
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ミキサーやブレンダーを
使う場合
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❸ 火を止めて、牛乳を加えてからミキサー、ブレンダーにかける。
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❹ 鍋に移して、弱火で混ぜながら温めて、塩で味をととのえる。
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へらやフォークを
使う場合
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❸ 火を止めて、へらやフォークを使ってかぼちゃをよくつぶす。
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❹ 牛乳を少しずつ加えてなめらかにのばす。弱火で混ぜながら温めて、塩で味をととのえる。
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❺ 器に盛り、お好みでオリーブオイル、薄くスライスして焼いたかぼちゃをトッピングする。
玉ねぎをじっくり炒めて引き出した、うま味と甘みを存分に楽しめる本格スープです。電子レンジを使うことで、大幅な時短に!特別な日やいつもと違う一品を用意したいときに、ぜひお試しください。
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- 玉ねぎ…1個
- フランスパン…2切れ
- 溶けるチーズ…適量
- 水…400㎖
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- 油…大さじ1/2
- 塩…小さじ1/3
- こしょう…少々
- ❶ 玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
- ❷ 耐熱容器に広げてラップをせずに電子レンジ(600W)で5分加熱する。
- ❸ 鍋に油を熱し中火で❷を炒める。途中焦げつきそうになったら水大さじ1(分量外)を入れ、鍋をこそげながらきつね色になるまで炒める。
- ❹ 水を加えて沸騰するまで加熱したら、火を弱めて10分ほど煮る。塩とこしょうで味をととのえる。
- ❺ フランスパンにチーズをのせてトースターでチーズが溶けるまで焼き、❹のスープにのせる。
「アホ」とはスペイン語で「にんにく」のこと。一緒に煮たフランスパンのトロッとした食感に、にんにくとベーコンのうま味が染み込んだ一品です。食欲をそそる香りと見た目で、ちょっと疲れを感じたときなどにもオススメ。
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- にんにく…4片
- ハーフベーコン…4枚
- フランスパン…40g
- 卵…2個
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- 水…500ml
- パプリカパウダー
…小さじ1
- 塩…少々
- オリーブオイル
…小さじ2
- ❶ にんにく、ベーコンはみじん切りにする。フランスパンは3cm角に切る。
- ❷ 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて香りが立つまで炒める。
- ❸ ベーコン、パプリカパウダーを加えて炒めたら、フランスパンを入れて全体が絡むように炒める。
- ❹ 水を加えて強火にし、沸騰したら弱火で15分煮て、塩で味をととのえる。
- ❺ 卵を落とし入れて、かき混ぜずに好みの固さになるまで煮る。
後編ではマグカップで簡単につくれるスープから、世界の料理をベースにした本格スープまで、様々なレシピをご紹介しました。すぐに食べたい、温まりたい、という方におススメのものばかりです。まずは家にある材料で、アツアツの1品をつくってみませんか?
※本記事は「iikoto」2024年1月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。
監修 管理栄養士
吉澤まゆさん
「決して特別な日のごはんではなく、毎日食べたいココロもカラダもマンゾクするものを。」をモットーに【管理栄養士GOHAN-MAYU】の屋号で活動中。旬の素材をいかした手軽で体にも良い料理づくりを得意とし、レシピ提供やコラム執筆、セミナー、料理教室等を精力的に行っている。2020年より旬の美味しさを全国に届ける冷凍スープのオンラインショップを始め、2023年には埼玉県戸田市にスープ専門店をオープン。
『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。
※本記事は『iikoto』(2024年1月号)の特集をもとに編集しています。
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