毎日続く寒さをカラダもココロも温めてくれるスープで乗り越えませんか?スープは、忙しい朝も、しっかり食べたい夜も、また休日のブランチなどにも大いに活躍してくれる料理です。今回は管理栄養士の吉澤まゆさんに、簡単につくれて毎日おいしく食べられるスープについて伺いました。
時間がないときも手軽につくれる
スープは、材料を入れて煮込むだけでつくれる料理。だから、しっかりご飯を食べたいときはもちろん、忙しくて食事をササッと済ませたいときにもピッタリ。朝から夜まで、いつでも温かく包み込んでくれます。
栄養素をバランス良くとれる
いろんな具材を一度に食べられるスープは、栄養バランスの調整がしやすいのもメリット。例えば、1日の食事で「野菜が少し足りていないかも?」というときも、スープに入れて簡単に摂取することができます。
脇役にも主役にもなれる
世界中で愛されているスープは、お味噌汁など定番のものから、見た目も豪華なブイヤベースなどの料理までさまざまな種類があります。食卓の名脇役から主役級まで、どんなシーンにも合うのもスープの魅力です。
「一汁三菜」という言葉があるように、スープなどの汁物は、日々の食卓に並べたい一皿。だからこそ、簡単においしくつくれる秘訣を知っておくと、今までより、もっともっとスープを楽しむことができます。
塩や醤油などの家にある基本の調味料だけでも、おいしいスープをつくることができます!シンプルな味付けになるので、食材本来の味わいを楽しめることもポイントです。他にも、ナンプラーや黒酢、豆板醤があると、つくれるスープの幅が広がりますよ。
食材から出るうま味がおいしさの素となるので、イチから出汁をとる必要はありません。うま味は、煮干しなどの乾物はもちろん、玉ねぎやトマトなどからも出ます。野菜や海藻、魚介、お肉などを一緒に入れると、うま味が掛け合わさり、よりおいしさがアップします。
<出汁の出るオススメの乾物>煮干し、干しさくらエビ、のり、干し椎茸など
基本の調味料でつくれば、入れる具材で味が変わることはもちろん、蒸し煮や炒めるなど調理方法を変えても違う味わいに仕上がるので、いろんなアレンジを楽しめます。また、毎回同じ味でなくてもいいと思えば、調理のハードルもぐっと下がりますね。
余ったスープの保存方法。
スープは早めに食べるのが理想的ですが、つくりすぎて余ることも多い料理。次の日も安心して食べられるようにするためには、スープの温度を素早く下げて、菌の繁殖を防ぐことが大切です。例えば、鍋ごと氷水に浸けたり、小分けにしたりすると、放置しておくよりも断然早く冷ますことができます。スープが冷めたら、フタやラップをして冷蔵庫にしまいましょう。そうすることで2日はもちます。
即席お味噌汁!
味噌玉をつくろう。
味噌(50g)と削り節(3g)を基本に、さらにお好みの具材を混ぜて1食分ずつラップに包んで丸めたら、即席お味噌汁の素が完成!冷蔵なら1週間くらい、冷凍なら1ヵ月くらい保存できるので、つくり置きしておけば、いつでもお味噌汁がつくれます。
※記載の分量は5食分です。
ここまで、手軽につくれて栄養豊富、アレンジの幅も広いスープの魅力についてご紹介しました。では、実際にどんなレシピがあるのか、後編では管理栄養士・吉澤まゆさん考案のレシピを詳しくお伝えします。お好きな素材で、ぜひ「あったかスープ生活」を楽しんでください。
監修 管理栄養士
吉澤まゆさん
「決して特別な日のごはんではなく、毎日食べたいココロもカラダもマンゾクするものを。」をモットーに【管理栄養士GOHAN-MAYU】の屋号で活動中。旬の素材をいかした手軽で体にも良い料理づくりを得意とし、レシピ提供やコラム執筆、セミナー、料理教室等を精力的に行っている。2020年より旬の美味しさを全国に届ける冷凍スープのオンラインショップを始め、2023年には埼玉県戸田市にスープ専門店をオープン。
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※本記事は『iikoto』(2024年1月号)の特集をもとに編集しています。
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