2023.08.01
健康と住まい
10-16[身体の不調に注意]
猛暑に勝ってバテない、夏!
《前編》
年々厳しさを増す日本の夏。「体がだるい」「食欲がない」「めまいがする」…。それって、もしかしたら夏バテのサインかも?
そんなサインを見逃さず、毎日の暮らしの中でバテない体を作る環境を整えたいもの。
今回は、健康科学アドバイザーの福田千晶さんに教えていただいた「夏バテの予防法・対処法」を前後編に分けてご紹介します。今年の夏は、暑さに負けない、元気な体をめざしましょう!
年々厳しさを増す日本の夏。「体がだるい」「食欲がない」「めまいがする」…。それって、もしかしたら夏バテのサインかも?
そんなサインを見逃さず、毎日の暮らしの中でバテない体を作る環境を整えたいもの。
今回は、健康科学アドバイザーの福田千晶さんに教えていただいた「夏バテの予防法・対処法」を前後編に分けてご紹介します。今年の夏は、暑さに負けない、元気な体をめざしましょう!
整えよう!夏バテしないために
整えよう!夏バテしないために
ジメジメとして高温多湿な日本の夏。過酷な暑さや湿気が体に襲いかかることで、体調が崩れ、だるさや食欲不振など、さまざまな症状が出るのが「夏バテ」です。毎日の「衣・食・住」をもう一度見直し、万全の対策を立てて、夏を元気に乗り切りましょう。
こんな人が要注意
夏バテのサインが現れる前に、普段の生活の中で気になる不調をチェックしてみましょう。
以下のような傾向がある人は、ちょっと注意が必要です。
● 体が冷えている
● 睡眠不足が続いている
● 胃腸が弱い
● 汗が上手にかけない
● 体が冷えている
● 睡眠不足が続いている
● 胃腸が弱い
● 汗が上手にかけない
室内外の温度差や血行不良による体の冷えは、夏バテの大きな原因に。衣類にしっかり気を配ることで、これらの原因を解消できます。
暑い屋外と冷房の効いた室内が同じ服装では体に負担がかかります。そこで、着脱が容易な「プラスワン」の衣類を常備。上半身はカーディガン、下半身はひざ掛け、足元はソックス、お腹は腹巻き…といったアイテムを携帯し、寒いと感じたら、すぐに身に着けるようにしましょう。
直射日光を頭に浴びると頭痛やめまいなど夏バテの原因に。外出の際は、帽子やサングラス、日傘など、日差しをさえぎる小物を身に着けて。また、肌を露出しすぎると、日差しと地面からの強い照り返しを受けることに。UV加工の羽織れるものが1枚あると安心です。
夏用の衣類や下着は、肌にまとわりつかず、通気性や吸湿性がよく、汗が乾きやすい素材のものを選びましょう。また、体を冷やさないためにも、タオルで拭ききれないほどの汗をかいたら、いっそ着替えてしまいましょう。肌着1枚でもサッパリしますよ。
帰宅したら、体を締め付ける衣類は脱いで、ゆったりとくつろげる格好に着替えましょう。“締め付け”は、血のめぐりを悪くし、体を冷やす原因に。体が冷えると免疫力低下、疲れがたまる、眠れなくなる…と、夏バテサイクルの要素が満載です。
暑さで疲労がたまり、体の不調がずっと続くのが、「夏バテ」。それに対し「熱中症」は、炎天下での活動中や、室内でも熱い環境下で、体調が急変して起こる病気です。症状は、めまいや吐き気、ひどい場合には意識障害なども起こります。このようなときには、ただちに病院で受診しましょう。熱中症は、健康な人でも突如発症しますが、夏バテ気味の人は体力が落ちている分、リスクが高まると覚えておいてください。
水分の補給と体力の維持が夏バテ予防の重要なカギ!上手に「飲む」、しっかり「食べる」を、この夏の習慣にしてください。
夏はこまめに水分補給を。でも、冷たい水の一気飲みは胃に負担がかかるのでNG。そこで、オススメなのが麦茶。ミネラル豊富な上、利尿作用がなく脱水症状の心配もないので、夏に最適な飲み物です。
寝ている間にも水分やエネルギーは消費されているため、抜いてしまいがちな朝食もしっかりとりたいもの。時間がない場合は、さっと口に入れられ、すぐにエネルギーになりやすいバナナやチョコ、また、水分が補給できるスープなどもよいでしょう。
暑いと、そうめんのような冷たいものを求めがちですが、冷たいものの食べ過ぎは消化不良の原因に。毎食一品は、お味噌汁など、温かい“湯気の立つ”ものを加えるように心がけましょう。
夏バテ予防!パワー食材
うなぎ・豚肉
両方とも、元気の回復に即効性があるビタミンB1と、元気を持続させるたんぱく質の宝庫です。
オクラ・山芋
ヌルヌル成分が、胃や腸の粘膜を保護。食後の血糖値の上昇を抑える効果もあります。
この時期、気になる、夏やせ。でも実際は、夏に太る人のほうが多いというデータが。原因は、暑さで外出や体を動かす機会が減ることによる運動不足に加え、甘いものの食べ過ぎ、飲酒量の増加等があげられます。とくにビールに合う脂っこい料理や冷たい麺類などが美味しく感じるこの季節。夏こそ食べすぎ、飲みすぎに気をつけて!
※本記事は「iikoto」2020年8月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります
監修:福田千晶さん
医学博士/健康科学アドバイザー
慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学病院リハビリテーション科勤務を経て、医師として診療と産業医業務、健康科学アドバイザーとして執筆や講演、テレビ・ラジオにも出演。日本人間ドック学会専門医、日本リハビリテーション学会専門医、日本医師会認定産業医。
この記事のまとめ
鼻を“スッキリ”させる
セルフケア
ツボ押し
鼻の通りをよくするツボ
「天柱」「迎香」を指圧
就寝時
体の向きを変えて鼻づまりと
反対側の交感神経を刺激
衣・食・住それぞれの
生活習慣を見直して、
花粉症の予防と症状の緩和を
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※本記事は『iikoto』(2020年8月号)の特集をもとに編集しています。
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