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10-11 健康と住まい

キレイと健康のために! 冬の乾燥対策②

2023.02.15

健やかに過ごすための乾燥ケアを徹底解説《後編》

2023.02.15

健康と住まい 10-11[免疫力を保つ]

うるおいプルルン 冬の乾燥対策
《後編》

うるおいプルルン冬の乾燥対策《前編》

前後編に分けてご紹介している「健やかに過ごすための乾燥ケアを徹底解説」。後編では、前編に続いて医師の石原新菜先生の監修のもと、乾燥による健康への影響とその対策について、ご紹介します。

前後編に分けてご紹介している「冬の乾燥は健康の天敵!冬を快適に過ごすための乾燥対策を徹底解説」。後編では、前編に続いて医師の石原新菜先生の監修のもと、乾燥による健康への影響とその対策について、見ていきます。

お肌だけじゃない!乾燥でこんなトラブルも… お肌だけじゃない!乾燥でこんなトラブルも…

空気の乾燥は乾燥肌だけでなく、ドライアイやドライマウスの原因にもなることがあります、さらには、細菌やウイルス感染のリスクを高めてしまうことも。ここでは、その症状や対策について解説します。有効な乾燥ケアで、冬も健康に過ごしましょう。

ドライアイ

現代病ともいえる目の症状

つっぱる、カサカサする、メイクのノリが悪い、体がかゆい…。肌の乾燥で、私たちはさまざまな不快を感じます。乾燥が進行すると、ひび割れや皮がむける「乾皮症」といわれる状態に。そうならないためにも、早めに乾燥対策をしっかり行い、健やかな肌を取り戻しましょう!

体の内から外から乾燥ケア

涙の働き

  • ・ほこりやゴミを洗い流す
  • ・細菌感染から目を守る
  • ・目の動きをスムーズにする

ドライアイ対策

ケアの基本は「気持ちいい」こと。疲れた目を休ませ、リラックスできる対策を。

POINT

●目を閉じる、遠くを眺めるなど、意識的に目を休めましょう。

●加湿器を使用し、蒸しタオルで目を温めましょう。

●目薬は使用回数を守り、防腐剤の入っていないものを。

眼球エクササイズ

涙の量を増やし目にうるおいを与えるエクササイズ。
1回3セット。朝昼晩3回を目安に行ってみましょう。

体の内から外から乾燥ケア 体の内から外から乾燥ケア

ドライマウス

唾液が減って口がカラカラに

加齢やストレスが原因で唾液の分泌が減少したり、分泌されなくなったりして口の中が乾燥した状態になるのが、ドライマウスです。唾液が不足すると抗菌作用や自浄作用が低下し、むし歯歯周病になりやすくなるほか、口臭の原因にもなります。ドライマウス人口は年々増加傾向にあります。

体の内から外から乾燥ケア

唾液の働き

  • ・口内を清潔に保つ
  • ・スムーズな会話を促す
  • ・むし歯の予防

ドライマウス対策

口の中のうるおいを保つには、唾液の分泌を高めるのがいちばんです。

POINT

●外出時でも飲み物を持ち歩き、口の中の乾燥を防ぎましょう。

●飴などをなめて唾液の分泌を促しましょう。

●唾液は噛むことで出やすくなるので、食事のときは、よく噛む習慣を。

唾液腺マッサージ

3つの唾液腺を刺激して、唾液量をアップ!
1日1回、それぞれ5セットから10セットを目安に行いましょう。

唾液腺マッサージ 唾液腺マッサージ

そして、乾燥は感染も
増やしてしまう…

乾燥は
感染も増やす
体の内から外から乾燥ケア

冬場の空気乾燥は、肌トラブルだけでなくウイルスや細菌への感染リスクも高めます。理由は、ウイルスの感染力が強まること。多くのウイルスが好む環境は気温16℃以下、湿度40%以下といわれ、冬の低い気温と強い乾燥は、活動するのに格好の環境となるのです。

乾燥で
免疫力低下に
体の内から外から乾燥ケア

もうひとつの理由は、乾燥による免疫力低下。のどには粘膜と線毛という器官があり、口や鼻から侵入したウイルスを捕まえて、体外へ出す働きをしています。しかし、のどの乾燥で線毛の動きが鈍るとバリア機能が低下。ウイルス感染の助長につながります。

室内の加湿で
脱感染
体の内から外から乾燥ケア

感染の予防も、やっぱり湿度が大事。室内の加湿を行い、水分も十分にとりましょう。もちろん、マスクの着用も重要です。咳やくしゃみをするときには、口と鼻を手で押さえ、その後すぐに手を洗うことで、飛沫感染や接触感染の予防になります。手洗い、うがいも徹底しましょう。

※当ページの内容は感染予防を保証するものではありません。

現代病とも言われるドライアイやドライマウス、さらにはウイルス感染についても、乾燥は大敵です。涙や唾液の減少を防ぎ、免疫力を保って、乾燥に負けない健康的な冬を過ごしましょう。

※本記事は「iikoto」2021年1月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります

監修:石原新菜さん

医師・イシハラクリニック副院長
帝京大学医学部卒業。医学生の頃から医学博士の父・石原結實とともにメキシコ、ミュンヘンの病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。現在は父の経営するクリニックで診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や執筆、講演活動なども積極的に行っている。著書に13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム)ほか約40冊がある。

石原新菜さん

この記事のまとめ

お肌だけじゃない!
乾燥で起こるトラブル

ドライアイ

ドライマウス

冬の乾燥が感染を増やしてしまう

ウイルスの好む環境にしない温湿度管理

免疫力低下を避ける

マスクの着用や手洗いうがいを心がける

岡本典子さん

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2021年1月号)の特集をもとに編集しています。

岡本典子さん

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ウイルス感染ドライアイドライマウス乾燥ケア保湿免疫力感染リスク湿度