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10-12 健康と住まい

湯船でゆったり おうち湯の入浴法①

2023.03.01

「風呂のプロ」が教える入浴のイロハ~うれしい作用からおすすめ入浴法まで~≪前編≫

2023.03.01

健康と住まい 10-12[お風呂のイイコト]

お風呂で、ゆるり。
“おうち湯”再発見《前編》

お風呂で、ゆるり。“おうち湯”再発見《前編》

おうちの温かいお風呂で、ゆったり・のんびり過ごすのは、最高にリラックスできるひとときです。お風呂=リラックス。もちろん大正解!でも、それだけじゃないんです。
最近の研究によれば、入浴には健康にいい作用がいろいろあることがわかってきました。
そこで、お風呂と“元気”の関係親子入浴の楽しみ方、そして冬のおすすめ入浴法などについて、お風呂研究20年以上、3万人もの調査を行った「風呂のプロ」、温泉療法専門医でもある東京都市大学の早坂先生に伺いました。

おうちの温かいお風呂で、ゆったり・のんびり過ごすのは、最高にリラックスできるひとときです。お風呂=リラックス。もちろん大正解!でも、それだけじゃないんです。
最近の研究によれば、入浴には健康にいい作用がいろいろあることがわかってきました。
そこで、お風呂と“元気”の関係親子入浴の楽しみ方、そして冬のおすすめ入浴法などについて、お風呂研究20年以上、3万人もの調査を行った「風呂のプロ」、温泉療法専門医でもある東京都市大学の早坂先生に伺いました。

今夜は、湯船でゆったり 今夜は、湯船でゆったり

お風呂が恋しい季節。お湯の温度は高め?ぬるめ? 長風呂?それとも“烏の行水”?
人の好みはさまざまですが、おうち湯の良さを再発見するためにホットな情報をお届けします。さぁ今夜は、湯船でゆったり、ほっとひと息しませんか。

元気は、お風呂でつくられる 元気は、お風呂でつくられる

桶

お風呂がくれる、7つのイイコト

毎日、手軽に無理なく実践できる健康法が、お風呂。はじめに、現代医学で明らかになっている入浴のさまざまな「健康作用」のうち、代表的な7つの作用をご紹介します。

ゴージャスなお風呂に入浴中

入浴7大作用

温め作用

体を温め、血流アップ

お湯に浸かると体全体が温められ、血管が拡張することで血流もよくなります。酸素や栄養などの運搬疲労物質の回収がスムーズになり、新陳代謝も活発に。

水圧作用

しめつけ効果で
「むくみ」解消

お湯に浸かることで体に水圧がかかり、その水圧が、むくんだ足などに溜まった血液を心臓まで押し戻してくれるので、むくみの解消にもつながります。

浮力作用

筋肉・関節を緩めて、
緊張を緩和

水中では、体重はなんと10分の1程度に!お湯の浮力によって体が軽くなることで全身の力が緩やかに抜けるとともに、関節にかかる負担を軽減できます。

清浄作用

体の汚れを洗い流す

お湯には皮膚の表面をきれいにする作用があるため、お湯に浸かっているだけで毛穴が開き、十分に皮膚の汚れを落とすことができます。

香り作用

免疫力を高め、
自律神経を整える

浴室内の蒸気を吸うことで、鼻やのどの粘膜の乾燥を防ぎ、免疫力を高めます。洗面器にお湯を張りアロマオイルを垂らせば、香りの効果で自律神経の調整に。

運動作用

手軽に運動療法効果

水中で体を動かすと、陸上の3〜4倍の負荷に。お湯の中でストレッチなどをすれば、筋肉に適度な刺激を与え、軽い運動をしたのと同様の効果が得られます。

解放作用

心身が癒やされる
リラックス効果

衣服を脱いで、ひとりきりになれる浴室で、ゆったりとお湯に浸かる時間は、心と体が解き放たれ、リラックスしながら自分に向き合える特別な時間です。

いっしょに入ろう。子どもとお風呂 いっしょに入ろう。子どもとお風呂

アヒル

浴育のすすめ!

温かいお風呂は、親と子が一対一で向き合うことができる貴重な空間。心身ともにリラックスできて、ふだん話せないようなことを話してくれることも。子どもの体と心を育てる「浴育」の心得をチェックしましょう。
※「浴育のすすめ」は東京ガス(株)の登録商標です。

親子で入浴
心得1

子どもに丁度いい、
お湯の温度は?

子どもは体温が上がりやすく、大人が入る温度では熱く感じてしまいます。子どもと入るときの目安は38℃で、湯船に浸かる時間は10分以内に。肩まで入れなくても一定の温浴効果は期待できるので、無理強いしないことが大切です。

心得2

子どもとの安全な
入浴のために

溺れないよう、一秒たりとも目を離さない心構えが大事。親が髪を洗うときは、子どもを湯船から出しておく。また、歌を歌わせておくという方法も。脱水症状にも注意。入浴前や入浴中にコップ1杯ほどの水を飲ませてあげましょう。

遊びde学び

気持ちが集中しやすいお風呂は「学びの場」としても有効。お風呂で楽しみながら、子どもの想像力を高めることができる簡単な遊びをご紹介します。

その1

「文字当て」で
文字の練習

背中に文字の書き合いっこをして、書いた文字を当てる「背中の文字当て」。最初は○や△など簡単な図形から始め、徐々に数字やひらがなにレベルアップ。スキンシップしながらイメージ力が身につき、文字も練習できます。

文字当て
その2

「魚すくい」で
想像力アップ

発泡トレー(生鮮食品の容器)をよく洗い、魚や動物の形にカット。湯船に浮かべて「魚すくい」、お湯で濡らして浴室の壁に貼れば「おふろ動物園」。形を見ながら魚や動物の名前を当てるゲームで、想像力もアップ!

魚すくい

※本記事は「iikoto」2020年11月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります

監修:早坂 信哉さん

温泉療法専門医、博士(医学)/東京都市大学人間科学部教授
2002年、自治医科大学大学院医学研究科修了後、浜松医科大学准教授、大東文化大学スポーツ・健康科学部教授などを経て現職。(一財)日本健康開発財団温泉医科学研究所所長、(一社)日本銭湯文化協会理事、日本入浴協会理事。生活習慣としての入浴を医学的に研究する第一人者として各種メディアで活躍中。著書に『入浴検定公式テキスト』(シナノパブリッシング)、『最高の入浴法』(大和書房)など。

早坂 信哉さん

この記事のまとめ

お風呂がくれる、7つのイイコト

温め作用

水圧作用

浮力作用

清浄作用

香り作用

運動作用

解放作用

子どもといっしょに遊んで学べる
「浴育」のすすめ

心得:適温を知る、脱水症状を防ぐ

遊び de 学び:
背中の「文字当て」で文字の練習、
「魚すくい」ゲームで想像力を育む

iikoto

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2020年11月号)の特集をもとに編集しています。

iikoto

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お風呂リラックス保温健康作用免疫力入浴浴育緊張緩和脱水症状運動療法