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2021.11.04
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植物の選び方や育て方、インテリアとしての楽しみ方をご紹介している「よりそい、やすらぐ、緑のある毎日」。後編は、具体的な住まいの空間に合わせた植物の楽しみ方について、グリーンプランナーの森田紗都姫さんにお話を伺いました。ご自宅のインテリアを飾るグリーンのアレンジとして、ぜひ参考にしてみてください。
前編はこちらから
植物の選び方や育て方、インテリアとしての楽しみ方をご紹介している「よりそい、やすらぐ、緑のある毎日」。後編は、具体的な住まいの空間に合わせた植物の楽しみ方について、グリーンプランナーの森田紗都姫さんにお話を伺いました。ご自宅のインテリアを飾るグリーンのアレンジとして、ぜひ参考にしてみてください。
葉や幹の色、形、そして全体のフォルム…多種多彩な植物たちは、インテリアとしても、まさに主役級。ここからは、リビングからキッチン&ダイニング、玄関、窓まわりまで、室内のスペース別におすすめの植物や飾り方のコツをご紹介します。
家族が集い生活の中心となるリビングには、目に入りやすい場所に大きめの植物を置くと空間にメリハリが生まれます。背丈が高すぎると手入れがしにくく、低すぎると視界に入りにくいので、160~200cmを目安に。複数の植物を置きたいときは1ヵ所にまとめれば管理がラクです。
植物は葉の形状で「点」「面」「線」に分けられます。「点=葉が小さめ」と「面=葉が大きめ」と「線=葉が縦ライン」の3種類を組み合わせることでリズミカルな印象になります。
次に、漢字の「山」のかたちになるように植物を配置。写真のように「山」の中央にシンボルツリーとなる背の高い植物を置き、左右に背の低い植物を置けば、バランスのよいレイアウトになります。
植物をインテリアとセンスよく合わせるには、葉や幹の色、形状などがポイントになります。代表的な2つのテイストでおすすめの植物をご紹介します。
白やベージュ、薄いグレー系を基本としたナチュラルな雰囲気のインテリアには、明るい幹色や丸みのある葉の植物がGOOD。濃い幹色や個性が際立った形状は、そこだけ浮き上がってしまうこともあります。
ダークトーンでまとめられた室内に革のソファが置かれたような重厚感のあるテイストには、黒っぽい幹色や葉の先端がとがって上を向いたワイルドな植物がマッチ。個性のある植物もおすすめです。
キッチンやダイニングでは調理や配膳の動線を遮ってしまうため、床置きはしないほうがベター。大型のものより棚やテーブルに小さな植物を複数飾るのがおすすめです。個性的な鉢で遊んだり、料理に使えるハーブを置いたり…工夫次第で色々と楽しめます。
玄関は日当たりも風通しも期待しにくい場所です。寂しい印象になりがちですが、植物を置くことで一転、明るく爽やかな雰囲気に。病気や虫に強く、半日陰や日陰を好むもの、乾燥に強く水やりの頻度が少なくていいものを選びましょう。
窓際は採光・通風がいいので植物には理想的な場所です。でも直射日光や鉢にこもる熱気には注意。サボテンなどの日差しや乾燥に強い植物がおすすめです。また、窓は屋外の景色を取り込む場。窓の外と室内側に同じ系統の植物を飾ることで滑らかな統一感が生まれます。
吊り下げタイプのハンギンググリーンは、目線が上がり、空間に広がりが生まれるので人気です。フック等で天井から吊り下げるのが一般的ですが、賃貸のお宅の場合は、突っ張り棒などを使うことで同様に楽しめます。水やりの頻度が少ない多肉植物やサボテンの仲間は、管理もラクでハンギングにおすすめです。
植物の性質やビジュアルを活かして、スペースごとに最適な緑を飾るグリーンインテリアの実例は、いかがでしたか?すぐに取り入れられそうなものから気軽にチャレンジして、心安らぐ緑のある毎日を過ごしてみては。
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※本記事は「iikoto」2023年6月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。
監修:グリーンプランナー / 町田ひろ子アカデミー ガーデニングプランナー科講師
森田紗都姫さん
大学卒業後、ランドスケープや室内のグリーンコーディネート、書籍や生活雑貨まで多岐にわたるプランナー業務に従事。その後、 ガーデンデザイン事務所でデザイン・施工を延べ100件以上手掛ける。2018年「studio YAMAMORI」設立。室内外の植物のプランニングをはじめ、講師、執筆、商品・イベント企画など植物に関するさまざまな取り組みを通し、植物と人の双方にとってよりよい環境づくりをめざし活動中。
『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。
※本記事は『iikoto』(2023年6月号)の特集をもとに編集しています。
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