暮らしにいいコト
たくさん。

11-24 憧れのライフスタイル

緑のある毎日 植物との暮らし方①

2024.06.03

植物を育てるのは難しい?心癒やされる空間を作るコツ《前編》

2024.06.03

憧れのライフスタイル 11-24[植物と暮らす]

LIFE with GREEN
よりそい、やすらぐ、緑のある毎日
《前編》

LIFE with GREEN よりそい、やすらぐ、緑のある毎日《前編》

好きな植物に出会って一緒に暮らすと、心が癒やされたり元気をもらったりして、毎日が明るく豊かになります。でも、どれを選んでいいかわからないし、上手に育てられるか心配…といった不安もありますよね。そこで今回は、植物の正しい選び方や育て方、インテリアとしての楽しみ方について、グリーンプランナーの森田紗都姫さんにお話を伺いました。育て方や飾り方のコツを知って、暮らしに緑を取り入れてみませんか。

好きな植物に出会って一緒に暮らすと、心が癒やされたり元気をもらったりして、毎日が明るく豊かになります。でも、どれを選んでいいかわからないし、上手に育てられるか心配…といった不安もありますよね。そこで今回は、植物の正しい選び方や育て方、インテリアとしての楽しみ方について、グリーンプランナーの森田紗都姫さんにお話を伺いました。育て方や飾り方のコツを知って、暮らしに緑を取り入れてみませんか。

人の心によりそい、健やかな毎日をサポートしてくれる植物。実際にどんなイイコトがあるのでしょうか。

インテリアとの相性を考えて植物を飾れば、より自分好みの室内に。また、カーテンの代わりに光を採り入れつつ、外部からの視線を遮ってくれる効果も。

植物は、空気中の有害物質を吸収・分解して人に優しい空気をつくります。夏は気温の上昇を抑え、冬は乾燥した空気に潤いを与えて室内を快適に保ってくれます。

植物からは心を癒やしてくれる「フィトンチッド」という香り成分が出ています。また、葉の形状がシャープな植物を選ぶと、集中力を高める効果も期待できます。

こんなにイイコトがある植物たちと楽しく暮らすために、さまざまなポイントをご紹介します。

選んで、育てて、元気をもらう

緑のある生活を愉しむには、まず好きな植物を選んで、大切に育てることから。前編では、植物の選び方や育て方、さらに植物と暮らすことで生まれる素敵な効果などについてご紹介します。

植物は生き物。置く場所や世話の仕方で元気にも病気にもなります。選ぶときは、どこに置くのか、世話にどれだけ時間が割けるのかなど、環境やライフスタイルを俯瞰して考えてみるのも大事。日当たりがよくない場所には日陰を好むもの、家を空けることが多いなら水やりの頻度が少なくていいものなど、購入前に検討しておきましょう。

植物が好む環境は、実は私たち人間が快適に暮らせる環境とよく似ています。植物が長く元気でいられるように気をつけたい4つのポイントをご紹介します。

【日当たり】

植物の大半が日なたを好み、日陰を好む植物はわずか2割ほど。とはいえ、直射日光は葉の変色の原因になるので、日差しの強い南側や西側に置く場合は、カーテンなどで日射量の調整を。

【風通し】

植物の光合成には二酸化炭素が必要不可欠。空気の流れがいいと二酸化炭素を吸収しやすく、植物は生き生きと育ちます。換気をしっかりして空気のよどみを解消しましょう。

【温度】

人間と同様、植物も生育に適した温度があります。10~30℃くらいが適温といわれますが、品種により様々。購入時は原産国の気候の特徴も知っておくと、育てるときの目安になります。

【水やり】

水やりは植物にとっての食事。品種により最適な頻度はさまざまですが、時間は基本的に光合成が行われる午前中に。朝に水をあげて、気温の上がる日中に土を乾かすのがベストです。

ここからは、植物と暮らすために知っておきたいアイデアをご紹介します。

棚やテーブルのちょっとしたスペースにグリーンを添えるのも楽しいもの。小さくてかわいい植物たちは、インテリアのスパイスとしても大活躍してくれます。

鉢のサイズが小さいテーブルグリーンは、土が乾きやすく、大きなものよりこまめな管理が必要です。不安な場合は、乾燥に強いものを選ぶとよいでしょう。

テーブルサイズの鉢は、素材やデザイン、形状まで種類が豊富。小さい植物だからこそ鉢とのバランスが大切なので、植物と同時に購入しましょう。

大きな植物は環境や性質などに配慮が必要ですが、テーブルサイズの植物なら置き場所も変えやすく、好みの見た目のものを気軽に選んでも大丈夫です。

旅行などで数日、家を留守にする場合は、出かける前に鉢底から水が流れ出るくらいまで、しっかり水をあげましょう。不在の期間や品種にもよりますが、5日以上家をあけるときは、受け皿やバケツなどに水を溜めて浸け置きしてください。ホームセンターや100円ショップなどで販売されている給水用キャップは、ペットボトルの口につけて土にさすことで、少しずつ水やりをしてくれる便利なグッズです。

一般的なお店では週末に植物がたくさん売れるので、月曜日は品薄の可能性が高いようです。市場から仕入れ便の届く翌日が品揃えもいいので、事前にお店に聞いてみましょう。また、次の3点を整理してから、お店でスタッフに相談すれば、好みの植物に出会える確率がグンと高まります。

❶ 置きたい場所の広さ・日当たり(写真があれば◎)

❷ インテリアの好み

❸ 植物の葉の形や色の好み

※本記事は「iikoto」2023年6月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。

監修:グリーンプランナー / 町田ひろ子アカデミー ガーデニングプランナー科講師
森田紗都姫さん

大学卒業後、ランドスケープや室内のグリーンコーディネート、書籍や生活雑貨まで多岐にわたるプランナー業務に従事。その後、 ガーデンデザイン事務所でデザイン・施工を延べ100件以上手掛ける。2018年「studio YAMAMORI」設立。室内外の植物のプランニングをはじめ、講師、執筆、商品・イベント企画など植物に関するさまざまな取り組みを通し、植物と人の双方にとってよりよい環境づくりをめざし活動中。

監修:グリーンプランナー  /  町田ひろ子アカデミー ガーデニングプランナー科講師 森田紗都姫さん
岡本典子さん

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2023年6月号)の特集をもとに編集しています。

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