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2022.08.23
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愛着のある家には、できるだけ長い間住んでいたいもの。ただ、自宅内の段差や階段は、高齢者にとって心配の種です。ここでは、自宅内での転倒や転落をどう防ぐか、について解説していきます。
厚生労働省の人口動態統計によると、高齢者の家庭における不慮の事故の死因は、溺死および溺水、窒息に続き、転倒・転落・墜落が19.8%を占めています。
高齢者はわずかな衝撃でも骨折しやすく、また治りも遅くなります。住み慣れた自宅だからこそ、些細なことが原因で起こる事故は避けたいものです。
家の中での転倒を防ぐためには、段差をなくすこと、もしくはそれが難しい場合でも、できるだけ段差を低くすることがポイントです。
歳を重ねると、足腰が弱くなって視力も落ち、少しの段差でもつまずいてしまいます。また、すり足気味に歩くことの多い高齢者は、カーペットや座布団、バスマットなどに足を取られることもあるので、注意が必要です。
たとえば、玄関の上りかまちに「式台」と呼ばれる一段低い板敷きを設置すれば、段差が分割されて上り下りがしやすくなります。また、階段や廊下には手すりをつけるとよいでしょう。視力の低下をカバーするために、足元を照らすフットライトも有効です。
急角度で一直線に続く階段は、若い人でも怖いもの。家づくりの際には、階段の勾配をゆるやかにし、「蹴上げ(一段の高さ)」も低くしましょう。踊り場を設けて途中で折れ曲がるようにすれば、万が一転倒したとしても、一番下まで落ちるのを防ぐことができます。
そのほか、床につまずきそうな物を置かないようにしたり、すべりやすい靴下やスリッパは履かないようにしたりするなど、普段のちょっとした工夫も事故の予防につながります。
自宅内で転倒・転落事故を防ぐ工夫
①できるだけ段差をなくす
…玄関の上りかまちに式台、
階段や廊下に手すりを設置
②階段の勾配をゆるくする
…蹴上げは低く、踊り場を設け途中で折れ曲がるように
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