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11-17 憧れのライフスタイル

自宅の一杯が変わる コーヒーの楽しみ方②

2024.01.16

バリスタが伝授する、自宅でもおいしいコーヒーを淹れる方法《後編》

2024.01.16

憧れのライフスタイル 11-17[好みの味を見つけよう]

自宅の一杯が変わる
幸せを運ぶCOFFEE時間《後編》

チャチャっとウマい!お弁当《後編》

自宅で自分好みのコーヒーを楽しむポイントを、前後編に分けてご紹介している「バリスタが伝授する、自宅でもおいしいコーヒーを淹れる方法」。後編では、たくさんあるフレーバーから自分好みの味を見つけるヒントや、おいしいコーヒーを淹れる方法、アレンジレシピなどについて、世界大会準優勝の経験もあるバリスタの鈴木樹さんに伺っています。気になる技を実践して、明日からのコーヒーブレイクをもっと幸せな時間に変えましょう。

自宅で自分好みのコーヒーを楽しむポイントを、前後編に分けてご紹介している「世界大会準優勝のバリスタが伝授する、自宅でもおいしいコーヒーを淹れる方法」。後編では、たくさんあるフレーバーから自分好みの味を見つけるヒントや、おいしいコーヒーを淹れる方法、アレンジレシピなどについて、世界大会準優勝の経験もあるバリスタの鈴木樹さんに伺っています。気になる技を実践して、明日からのコーヒーブレイクをもっと幸せな時間に変えましょう。

自分好みのコーヒーを見つけて おいしく淹れるために

前編では、好みのコーヒーを淹れるために知っておきたい抽出時間や温度など、気を付けたいポイントについてご紹介しました。ここからは、実際にコーヒーを飲む時にどんな豆を選んでどんな手順で淹れるとおいしくなるのか、より具体的に見ていきましょう。

おいしいコーヒーと出会い、楽しむためには、自分の好みの味を把握することが大切です。このとき、コーヒーの味に最も影響を与えるのが、“コーヒー豆”です。品種や焙煎度合い、生産国、農園などコーヒーの銘柄は膨大にあります。そこで、まずはいくつかのヒントをもとに好みのフレーバーを探してみましょう。

柑橘系のフルーツのような、すっきりとした味わい。日中の気分転換やリフレッシュにオススメです。

甘酸っぱい果実感のある香りや味わい。気分転換にも◎。

アフリカの豆は原産地ごとに異なる個性的な味わいが特徴です。休日のリラックスタイムに。

花のような香りを持つ華やかな味わい。甘いスイーツと合わせてもGood。

心地よいバランス感で飲みやすい。食事のパートナーとしても楽しめます。

ナッツのような香ばしい味わい。牛乳との相性も抜群です。

チョコレートのようなコクのあるビターな味わい。毎朝の目覚めや集中したいときにおすすめです。

たくさんある!
コーヒーのフレーバー

今回は、基本となる7つのフレーバーをご紹介しましたが、世界中で飲まれているコーヒーは「フレーバーホイール」というものでさらに細かく表現されています。世界中で飲まれているコーヒーだからこそ、様々な香りや味わいなど自分の好みを見つけることができれば、コーヒーをもっと楽しむことができます。

ペーパードリップは手軽にできて手入れも簡単なうえ、クリアな味わいを引き出せるもっともポピュラーな淹れ方の一つです。 いくつかのポイントを押さえれば、自宅で淹れるコーヒーはもっとおいしくなります。

今回の材料・道具は以下の通り

  • a:コーヒー・・・ 中挽き12g   
    b:サーバー   
    c:ドリッパー
  • d:フィルター・・・ドリッパーに合わせて紙フィルターを選びましょう
  • e:ケトル・・・お湯の量は180ml
  • f:スケール・・・使用する粉や注ぐお湯の量をきちんと計測することが大切です
  • g:タイマー・・・粉を蒸らす時間や、お湯を注ぐ時間をコントロールするのに役立ちます

フィルターを折る

底にある辺と、斜めになっている1辺をそれぞれ交互に折ることで粉を入れたときに安定させます。

フィルターをリンスする

フィルターの匂いを抑えるため、ドリッパーとフィルターに熱湯をかけリンス(湯通し)しましょう。器具を温めたらお湯を捨てます。

粉を入れてならす

フィルターに粉を入れたら、ドリッパーを軽くゆすりトントンと叩いて粉を平らに。こうすることで均一な抽出ができます。

粉を蒸らす

少量の熱湯を粉全体にかかるようにゆっくりと注ぎ、蒸らします。ポコポコとガスが抜けることを確認し1分ほど待ちます。

3回に分けてお湯を注ぐ

中心から全体に小さな「の」の字を書くように3回に分けてお湯を注ぎます。それぞれ入れてから30秒ほど待ちましょう。

ドリッパーをゆする

3回目のお湯を注いだら、ドリッパーを軽くゆすることでフィルターのふちに残っている粉をすくってあげましょう。

スプーンで攪拌する

お湯が落ちきったらドリッパーを外して、スプーンでサーバーの中を縦にかき混ぜ、濃度を均一にします。

ブラックで飲むのが苦手という方も、ミルクやジャムなどでアレンジすることで様々な味わいを楽しむことができます。ここでは、自宅でもチャレンジできる2つのレシピをご紹介します。

ママレードオレ

① コーヒーの粉(15g)と熱湯(150ml)でハンドドリップコーヒーを作る

② 牛乳(120g)と砂糖(8g)を鍋に入れて温める

③ ❶をカップに移し、ママレード(20g)を加えて溶かす(好みのジャムなどに変えてもOK!)

④ ❷をフレンチプレスに入れて泡立てる

⑤ ❸のカップのふちにスプーンの背をあて、くぼんだ面からをゆっくり2層になるように注いで完成!

※プレスするだけでコーヒーや紅茶の抽出ができる簡単な器具

煮だし式練乳オレ

① 水(150ml)を鍋に入れて火にかける

② 細挽きのコーヒーの粉(17g)を入れて軽く混ぜる

③ 鍋のふちがふつふつしてきたら
牛乳(80g)を加える

④ 温めたカップに練乳(10g)を入れる

⑤ ❷を❹のカップに注いで混ぜる

※粉が気になる場合はこす

⑥ オレンジの皮を絞って香りをつけたら完成!

コーヒーとフードの
相性を楽しむ

コーヒーだけでリラックスタイムを楽しむこともできますが、意外な組み合わせで食べ物の持つ風味や味をコーヒーが引き立ててくれることも。コーヒーと食べ物の相乗効果で生まれる最適な食べ合わせを探してみましょう。

みたらし団子

実は、和菓子と相性がいいコーヒー。甘じょっぱいタレが特徴的なみたらし団子は、華やかなフレーバーのコーヒーと合わせることで相乗効果が楽しめます。

カレーパン

深みや苦味、コクなど力強い味わいが特徴の深煎りコーヒーには、味が濃く食べ応えのあるカレーパンとの相性が抜群!スパイスの香りが口に広がり食が進みます。

コーヒーの
取り入れ方は自由!

これからハンドドリップを始めてみたいけどハードルが高そう…という方も多いのではないでしょうか。毎日、自宅でハンドドリップできなくても、使い切りのドリップバックで蒸らしだけはしっかりやる、忙しい朝はコーヒーマシンで淹れるなど、生活を彩るためのコーヒーは、飲んだ人が「おいしい」と感じる以上の正解はありません。ぜひ、自分のライフスタイルに合わせて気楽にコーヒーを取り入れることを楽しんでみてください。

※本記事は「iikoto」2022年3月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。

Superviser・株式会社丸山珈琲
バリスタ:鈴木樹さん

ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)では、史上初の3度の優勝を成し遂げ、日本代表として出場した世界大会では全て入賞し、2017年の世界大会では準優勝に輝く。現在はセミナーの講師やゲストバリスタとして国内外でも活躍。著書に『淹れる・選ぶ・楽しむコーヒーのある暮らし』(池田書店)がある。

バリスタ:鈴木樹さん
岡本典子さん

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2022年3月号)の特集をもとに編集しています。

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